外國人にも人気のソウルの伝統(tǒng)家屋村、ぼろぼろの瓦屋根をシートで覆う実態(tài)=韓國ネット「京都とは大違いだね」「これでは歴史ある國とは言えない」

Record China    2017年12月12日(火) 23時40分

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7日、韓國の伝統(tǒng)家屋?韓屋の保全區(qū)域に指定されているソウルの観光地?仁寺洞の街並みがまるで「テント村」と化していると、韓國日報が報じた。寫真は仁寺洞から近い三清洞。

2017年12月7日、韓國の伝統(tǒng)家屋?韓屋の保全區(qū)域に指定されているソウルの観光地?仁寺洞(インサドン)の街並みがまるで「テント村」と化していると、韓國日報が報じた。

伝統(tǒng)茶店や骨董(こっとう)品店が並ぶ仁寺洞は、その街並みが醸す雰囲気から韓國の伝統(tǒng)文化を味わえる場所として外國人客にも人気の観光スポットだった。しかし今、老朽化した韓屋は傷みが目立ち、ぼろぼろになった瓦屋根からの雨漏りを防ぐため、あちこちの屋根がシートで覆われ、上から見ると継ぎはぎ狀態(tài)だという。またシートで覆われていない箇所は、瓦が崩れたり固定されず積まれていたりと、落下事故も懸念されるそうだ。屋根をシートで覆えば木材の腐食や火災(zāi)の被害増大を招く恐れもあり、記事は「韓屋の趣がなくなった現(xiàn)実は、単純な景観の問題を超えている」と指摘する。

「韓屋保全區(qū)域」だけに、伝統(tǒng)家屋の修繕費の支援制度がないわけではない。ソウル市はこうした區(qū)域の家屋修繕に最大1億8000萬ウォン(約1880萬円)という破格の支援制度を整えている。それでも仁寺洞が「テント村」と化してしまう最大の原因は、韓屋のほとんどが住居でなく商業(yè)施設(shè)であるためだと記事は指摘している。家主はテナントから一定の賃貸料が取れれば良し、テナントは修繕費による賃貸料の引き上げを懸念して修繕をためらう。工事期間中の休業(yè)も雙方にとって負擔(dān)になる。こうした事情から、支援制度が始まった2009年以降、支援金が使われた建物は仁寺洞158棟のうちわずか3棟のみだそうだ。

さらに、支援の條件となる「韓屋登録」もハードルが高い。登録しなければ支援を申請できないが、登録すると「任意で撤去できない」など財産権行使に制約が生じることになる。実は、韓屋保全區(qū)域のはずの仁寺洞で登録された韓屋は、まだ全體の4.4%の7棟にすぎないという。

実態(tài)を知った韓國のネットユーザーからは「それでなくても見どころのない國で、せっかくあるものも管理できていないとは」「殘っている韓屋だけでもちゃんと管理しないと、歴史ある國なんて人に言えないよ」と懸念の聲が多數(shù)上がっている。

また最近の仁寺洞について「外國人が來るから活性化させるとかいって、仁寺洞らしさが消えておかしな通りになってしまった。悲しい」「見るものもないし、値段は高いし、店の人は不親切だし…」と嘆く聲が目立ち、「仁寺洞に行くくらいなら、みんな日本に行くよ」との指摘も。

さらに、記事に掲載された多數(shù)の老朽化した韓屋の寫真に、「日本の京都とは大違いだね」「まるでスラム街。韓國で保存というのは難しいし、撤去した方がよさそう」「汚らしいし、何よりすごく危なそうに見える」といった感想も寄せられた。(翻訳?編集/吉金

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