「日本への配慮」、中國メディアの報道にも

Record China    2017年12月14日(木) 23時10分

拡大

13日、中國で行われた南京事件を記念する追悼式典で、習近平國家主席が演説しなかったことが「日本への配慮」と伝えられている。この「日中友好ムード」は中國メディアの報道にも垣間見える。寫真は南京大虐殺記念館。

2017年12月13日、中國で行われた南京事件を記念する追悼式典で、習近平(シー?ジンピン)國家主席が演説しなかったことが「日本への配慮」と伝えられているが、中國メディアにも似たような狀況が垣間見える。

中國は同日、4回目となる「南京大虐殺犠牲者國家追悼日」を迎えたが、習主席は南京大虐殺記念館で開かれた式典に出席したものの演説はせず。代わりに登壇した兪正聲(ユー?ジョンション)全國政治協(xié)商會議主席は「30萬人」という犠牲者に觸れ、舊日本軍の過去の行いを厳しく批判した。一方で、

「日本の軍國主義が戦爭を引き起こし、中國の人々に深刻な災難をもたらし、日本の人々にも大きな傷を與えた。中日両國の國民は、この得難い平和をもっと尊ぶべきだ」

「日中両國は引っ越すことができない隣人で、民間交流は長く、非常に深いつながりがある。日本を含む周辺國家との関係を深めていく」

「今年は中日國交正?;?5周年にあたり、來年は中日平和友好條約締結(jié)40周年を迎える。中日両國は平和と友好、協(xié)力という大きな流れをしっかりと捉え、歴史を鏡として未來に向けて子々孫々までの友好関係を保ち続け、人類の平和のために共に寄與していくべきだ」

などと発言し、日本との関係に前向きな姿勢も示した。

この「日中友好ムード」は中國メディアの報道にも垣間見える。日本を批判する記事に交じり、目につくのが「南京大虐殺を反省する日本人」や「庶民の交流」を強調(diào)するもの。

新華社では、中國侵略の歴史の風化に危機感を示す日本人學者?森正孝氏や、「日本は徐々に歴史の教訓から汲み取ることを忘れていっている」と主張する一橋大學の吉田裕教授ら「心ある日本人」を紹介する記事を掲載したほか、元駐中國大使の丹羽宇一郎氏の「反戦メッセージ」なども紹介。南京で13日に行われた「中日市民交流會」の様子を取り上げたメディアもあった。

追悼記念日に先立ち、中國のポータルサイト?新浪では11日に南京で暮らす日本人を紹介した寫真特集ページが設けられ、タイトルは「南京の日本人:すべての人が戦爭を憎んでいる」だった。(編集/北田

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務提攜

Record Chinaへの業(yè)務提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務提攜