臺灣政府「冬期の大気汚染は大陸から流れこんだもの」、日本や韓國も被害と表明―臺灣メディア

Record China    2017年12月13日(水) 12時40分

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臺灣政府の除國勇報道官は12日、臺灣における冬期の大気汚染は主に大陸から流れ込んだものと説明し、日本や韓國も被害が出ていると述べた。寫真は臺北。

中華民國行政院(臺灣政府)の除國勇(シュー?グゥオヨン)報道官は12日、臺灣における冬期の大気汚染は主に大陸から流れ込んだもので、臺中火力発電所などが原因ではないと述べた。除報道官は日本や韓國も被害が出ているとして中國の取り組みが必要と主張した。臺灣通信社の中央社などが12日付で報じた。

臺中火力発電所は臺中市にある大型石炭火力発電所で、大気の汚染源になっているとの批判が出ていた。同発電所については、ほとんどの発電ユニットの操業(yè)許可の期限が2018年2月24日までだったが、臺中市環(huán)境保護(hù)局は11月30日までに石炭使用料の上限を20年までには年間500萬トン削減することを條件として操業(yè)許可の延長を認(rèn)めた。

しかし、市民団體や野黨の國民黨からは、同発電所が認(rèn)められていた石炭の年間使用量上限は2100萬トンだったが、14年から16年までの使用量実績は1802萬トンだったとして、2100萬トンを基準(zhǔn)に500萬トン削減しても効果に乏しいとの批判が出た。

一方で、インターネットでは同発電所の夜間操業(yè)で大気中に大量の煤煙が放出されているとする動畫が注目を集めていたが、発電所を運営する臺灣電力公司は今月4日までに、撮影されている施設(shè)は臺中発電所ではないと指摘し、動畫の削除を求めることを明らかにした。

臺灣政府の除報道官は、行政院の頼清徳(ライ?チンダー)院長(首相)が12日、臺灣中部?南部の首長と座談會を行い、大気汚染問題を話し合ったと説明。頼首相は意見表明を控えたが、出席者からは大気汚染は中國大陸から流れ出たものとの指摘があったという。

除報道官は、臺中発電所の問題について、同発電所は夏期にフル操業(yè)しているが大気の狀態(tài)は良好で、稼働率が3分の2程度に落ちている冬期に大気汚染が深刻になっていると指摘。さらに、中國側(cè)も大陸で発生している大気汚染が臺灣に一定程度の影響を與えていることを認(rèn)めており、大陸に近く大規(guī)模な工場がない金門や馬祖が冬期には深刻な大気汚染に見舞われているとして、臺灣における冬期の大気汚染は中國大陸部に由來すると考えるのが「科學(xué)的」と主張した。

除報道官は、大気汚染の分布図を見ると、影響は日本や韓國にも及んでいると説明し、中國大陸にはこの問題を重視し、共に解決することを「お願いする」と述べた。(翻訳?編集/如月隼人

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