2017年12月14日、來日している韓國の最大野黨?自由韓國黨の洪準(zhǔn)杓（ホン?ジュンピョ）代表が安倍晉三首相と面會(huì)したが、この時(shí)の洪氏の発言が韓國で波紋を呼んでいる。韓國?世界日?qǐng)?bào)などが報(bào)じた。

洪氏は14日午後、総理官邸で安倍首相と非公開でおよそ30分間面談した。日本の首相が韓國の野黨代表と面會(huì)したのは、2006年の樸槿恵（パク?クネ）ハンナラ黨代表と小泉純一郎首相（いずれも當(dāng)時(shí)）の面會(huì)以來初めてだ。

面會(huì)後、洪氏が明らかにしたところによると、洪氏は自身が訪日した理由について「韓國政府が北朝鮮問題にきちんと対処できずにいるため」と安倍氏に説明したという。「韓國政府が北の核問題の対処をきちんとしていたら、第1野黨の代表団が米國に行くこともないし、日本にも來なかっただろう」と話し、安倍首相の面前で自國の文在寅（ムン?ジェイン）政権を批判したというのだ。また面會(huì)の成果について、「安倍政権は北朝鮮の問題に関し、自由韓國黨と同一の認(rèn)識(shí)を持っているという點(diǎn)を確認(rèn)した」とも語った。

このほか、洪氏は面談で在日コリアンに対する「ヘイトスピーチ」の問題を取り上げ、処罰條項(xiàng)の新設(shè)など日本政府の積極的な対応を安倍首相に求めたという。一方の安倍首相は、慰安婦問題や強(qiáng)制徴用労働者を象徴する像の設(shè)置問題について韓國側(cè)によく話を伝えてほしいと求めたが、洪氏は「北朝鮮の核問題が薄れかねないためその問題については答えない」と述べ回答を避けたと、自由韓國黨の報(bào)道官が明かした。

こうした洪氏の発言や安倍氏とのやりとりが報(bào)じられると、韓國のネット上では「どういうつもりなんだ？國を売る行為じゃないか」「まったく情けない」「國の恥だよ」「遺憾」「日本人なのやら韓國人なのやら…」など、これを問題視する聲が続々と上がっている。

ネット掲示板に「ニュースを見てあまりにあきれたものだから急いで投稿します」とつづったユーザーは、「第1野黨の黨首が他國の首脳に會(huì)って自國政府をディスり、あちらが先に慰安婦問題を取り上げたのに回答しない。これが韓國の政黨代表と言えるのか。洪準(zhǔn)杓はどうかしている」と訴えている。

中には洪氏批判を通り越し、「安倍さんも相手をするのが大変だっただろうね。我慢してくれてありがとう。そのうち韓國の格好いい代表と會(huì)えば、その差を?qū)g感できるはず」と、安倍首相へのメッセージをつづる人もいた。（編集/吉金）