2008年9月9日出版の米國(guó)科學(xué)アカデミー紀(jì)要（PNAS）で青海チベット高原北部のツァイダム盆地で発掘された魚(yú)の化石に関する論文が発表される。異常に発達(dá)した骨格を有するこの魚(yú)から青海チベット高原砂漠化の過(guò)程が見(jiàn)えてくるという。22日、新華社が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

2005年から06年にかけてツァイダム盆地で行われた発掘調(diào)査により魚(yú)の化石が発見(jiàn)された?！肝槭汐I(xiàn)文魚(yú)」と名付けられたこの魚(yú)は骨格が異常に発達(dá)しており、筋肉がつくすき間がほとんどないほどだという。ほかにも同様の化石が発見(jiàn)されており病気による異常ではないと考えられる。

発掘から2年、ついに科學(xué)者たちはこの奇妙な魚(yú)の謎を解いた。約5000萬(wàn)年前よりプレートの衝突により青海チベット高原は隆起を始めた。形成された高山はインド洋からの水蒸気を遮斷し高原北部は次第に乾燥していった。伍氏獻(xiàn)文魚(yú)が生息していた300萬(wàn)年前にはツァイダム盆地も沙漠と塩湖が広がる世界に変わってしまった。

塩湖の厳しい環(huán)境でも伍氏獻(xiàn)文魚(yú)は生存を続けていたが、水中に含まれる石灰と石こうを吸収することにより骨格は肥大化し、成長(zhǎng)すると筋肉がつくすき間すらないほどの異様な姿になったという。不気味にも思えるこの姿は砂漠化の名殘りを殘した証だといえよう。（翻訳?編集/KT）