Record China 2017年12月16日(土) 15時30分
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中國外交部の陸慷報道官は、韓國の文在寅大統(tǒng)領(lǐng)が訪中した際に、取材中の韓國人記者が中國人警備員十?dāng)?shù)人に暴行され負(fù)傷した件について、警備員は韓國側(cè)団體が手配したものだったなどと説明した。
中國外交部の陸慷(ルー?カン)報道官は15日の定例記者會見で、韓國の文在寅(ムン?ジェイン)大統(tǒng)領(lǐng)が訪中した際に、取材中の韓國人記者が中國人警備員十?dāng)?shù)人に暴行され負(fù)傷した件について、警備員は韓國側(cè)団體が手配したものだったなどと説明した。
事件発生は14日午前11時ごろ。文大統(tǒng)領(lǐng)は大韓貿(mào)易投資振興公社(KOTRA)が主催した中韓経済貿(mào)易協(xié)力交流會の開幕式に出席した。中國メディアの環(huán)球網(wǎng)によると、スピーチを終え引き揚げようとする文大統(tǒng)領(lǐng)の通路に韓國人記者も同時に出ようとしたことで中國人警備員との亂闘が発生。韓國メディアのKBSによると、大統(tǒng)領(lǐng)スタッフが制止しようとしたがすぐには収まらず、記者1人が警備員十?dāng)?shù)人に毆る蹴るなどされて負(fù)傷した。
暴行された韓國人記者は2人だったとの報道もある。韓國政府は中國政府に徹底した調(diào)査と相応の措置を求めた。KBSによると、現(xiàn)場では亂闘発生の10分ほど前にも、警備員が韓國メディアのカメラマンを押し倒すなどの事態(tài)が発生していた。また、13日に開催された中韓ビジネスフォーラムでも、中國側(cè)警察官が韓國人記者の取材を阻止しようとして雙方に亂闘が発生し、韓國側(cè)メディアが取材を拒否するトラブルが発生していた。
陸報道官は15日の記者會見で、「記者は韓國側(cè)団體に招かれており、警備員も韓國側(cè)団體が雇った者だ。従って、調(diào)査には韓國側(cè)団體の情報提供が必要」とした上で、「いずれにしろ、事態(tài)は中國で発生した。中國側(cè)も調(diào)査にしっかりと協(xié)力する」と述べた。
陸報道官は、大統(tǒng)領(lǐng)の近くに張りついて取材したいと願うメディア側(cè)の立場に一定の理解を示した上で、「警備側(cè)の立場から言えば、自らの職業(yè)規(guī)則があり、警備対象に対して十分な安全と尊厳の保障を提供せねばならない」と述べ、突発的な事態(tài)に備えては、警備側(cè)がどの程度の臨機応変な行動を取れるかについても、活動の韓國側(cè)の主催団體が「明確な規(guī)則を事前に定めておかねばならなかった」と主張。改めて、「われわれも、関係者がこの事態(tài)を迅速に解明してほしいと願っている。中國側(cè)の協(xié)力が必要ならば、もちろんわれわれも望むところだ」などと追加した。
陸報道官の発言は、中國の國內(nèi)法と矛盾する點もある。中華人民共和國刑法は他の多くの國の法律と同様に屬地主義を採用しており「中華人民共和國領(lǐng)內(nèi)のすべての犯罪に対しては、法律に特別の定めがある場合を除き、すべて本法を適用する」(第6條)と明記している。韓國側(cè)団體が主催した活動中の事件で、他人を負(fù)傷させた者が韓國側(cè)団體の雇用した警備員であったとして、傷害事件であるからには中國側(cè)の警察が主體的に捜査するのが本來だ。
環(huán)球網(wǎng)によると、韓國國內(nèi)では中國人警備員の暴力行為を「韓國への侮辱」と非難する聲、ルールを無視して取材しようとした韓國人記者を「恥ずかしい」と批判する聲の雙方が発生した。事件が「中國當(dāng)局のあずかり知らぬ狀況で発生」とする陸報道官の主張には、激昂した韓國世論の矛先が中國側(cè)に向けられないようにする意図がにじみ出ている。(翻訳?編集/如月隼人)
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2017/12/15
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