働かない選択する中國の大卒者、やむを得ない面も―中國メディア

人民網(wǎng)日本語版    2017年12月18日(月) 17時(shí)50分

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ここ數(shù)年、「卒業(yè)しても働かず、実家に戻って親のすねをかじる」大卒者が増えている。寫真は就職説明會(huì)。

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2018年度の中國における大學(xué)卒業(yè)生の數(shù)は820萬人に上る見込みで、「95後」(1995年以降生まれの人々)がついに労働市場に進(jìn)出する?,F(xiàn)在、各大學(xué)では秋冬期の學(xué)生募集が徐々に終わりに近づいている。過去1カ月間にキャンパス説明會(huì)で調(diào)査したところ、「80後」(80年代生まれ)や「90後」(90年代生まれ)と比較した場合、95後は就職への切迫度が明らかに低く、卒業(yè)生の一部は「あえて働かない選択をする」ことがわかった。中國青年報(bào)が伝えた。

その他の寫真

大學(xué)を卒業(yè)し、働いて稼ぐようになり、両親に恩返しをし、自分の家庭を持つ。これがよくある「人生コース」だ。だがここ數(shù)年、「卒業(yè)しても働かず、実家に戻って親のすねをかじる」大卒者が増えており、特に95後でその傾向が顕著で、明らかに異常事態(tài)だといえる。メディアはこうした「働かない選択をする」現(xiàn)象について、「両親にかしづく」などともっともらしくかき立てるが、実際には「両親のすねをかじる」ことに他ならない。そして「すねかじり」は仕方ない面もあるといえる?!竷Pかない」現(xiàn)象の背後には、現(xiàn)代の大卒者の就職への焦りの気持ち、不安な心情が垣間見える。

100萬元(約1700萬円)を超える教育投資、そして2000元(約3萬4000円)程度の安い初任給。両者は強(qiáng)烈なコントラストをなし、海外留學(xué)から帰國した「エリート」はあえて家にいて「両親にかしづく」道を選ぶ。「働かない」を選ぶ大卒者のうち、こうした心境の人は少なくない。就職の門戸は狹く、自分の専門と合致せず、賃金も低いとなれば、人生の岐路で迷ったり、うろうろするのも當(dāng)然だ。彼らは確かに「すねかじり」であり、何にも縛られず悠々自適にみえるが、実際には學(xué)問を修めても、自分の力を発揮できるふさわしい職場やポジションが見つけられず、両親に恩返しをし、社會(huì)に貢獻(xiàn)することもできない。彼らの心の奧深くには、実は親世代よりも強(qiáng)い焦りと不安の気持ちが隠れている。

最近、中國の文化事業(yè)機(jī)関が全國の大卒者を?qū)澫螭?人の職員を募集した。機(jī)関側(cè)は応募者が大勢押し寄せ、競爭は熾烈なものになると考えていたが、いざふたを開けてみると9人しか応募してこなかった。3対1にもならない応募者數(shù)で、同機(jī)関には異常な事態(tài)となった。だが大卒者が応募しなかった理由を理性的に分析してみて、機(jī)関側(cè)は納得した。自分が他地域出身の大卒者だとして、幾多の困難を乗り越えて、同機(jī)関に就職できたとしても、初任給は2600元に満たず、これで部屋を借り、食事をし、通勤と通信の費(fèi)用を捻出し、各種保険に加入し、さらに両親に恩返しをしなければならない…「こんな就職ならしない方がマシ」と、彼らは考える。95後が職業(yè)選択にあたってよく考えるのは、自分の専門と仕事との関連性、そして給與だ。

「働かない」現(xiàn)象を前にして、このような選択をした人にはより寛大に接し、彼らを理解するべきだ。政府や社會(huì)はもっとたくさんの措置を打ち出して、大卒者に彼らの特技を発揮できる雇用機(jī)會(huì)を提供すべきだ。より重要なことは、包摂?shù)膜收撙驅(qū)g施し、所得分配制度の改革を加速推進(jìn)し、「所得倍増計(jì)畫」を?qū)g行し、業(yè)界格差を縮小することだ。こうしなければ、大卒者の「働かない」現(xiàn)象を合理的なレベルにコントロールすることは難しくなる。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS)

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