2017年12月18日、星島環(huán)球網(wǎng)によると、中國の家具メーカーが最近、生産拠點を相次いでベトナムに移しており、地元メーカーが影響を懸念している。

中國天津市の家具事業(yè)協(xié)會會長の高秀芝（ガオ?シウジー）氏はこのほど、ホーチミン市で開かれた投資フォーラムで、同協(xié)會の會員企業(yè)がベトナムへの生産拠點移転を検討していると表明した。中國國內(nèi)の生産コスト、人件費が急騰しているためだ。ベトナムは現(xiàn)在、自由貿(mào)易協(xié)定に基づき輸出入関稅の引き下げを進(jìn)めており、中國企業(yè)の追い風(fēng)となっている。

中國家具業(yè)界の生産規(guī)模は非常に大きい。天津市だけで家具メーカーは約7000社。販売企業(yè)は3000社を上回る。中國から米國への家具輸出額は年間100億ドル（約1兆1252億円）規(guī)模。ベトナムから米國への輸出規(guī)模の5倍に達(dá)している。米國は最近、中國産の家具製品に反ダンピンク稅の課稅を強化しているため、中國企業(yè)のベトナム移転に拍車がかかっている。ベトナムから製品を輸出することで、「稅逃れ」を狙っているのだという。

ホーチミン市の手工業(yè)?木材工業(yè)協(xié)會の幹部は「米國が環(huán)太平洋パートナーシップ協(xié)定（TPP）交渉から離脫しても、中國企業(yè)はベトナム投資の手を緩めない。ベトナムは東南アジア最大の家具生産國だが、中國が最大のライバルになっている」と話しているという。（編集?翻訳/大宮）