2017年12月18日、冷遇が指摘された文在寅（ムン?ジェイン）韓國大統(tǒng)領(lǐng)の中國訪問をめぐり、米華字メディア?多維新聞は「屈辱の文大統(tǒng)領(lǐng)、米中の機(jī)嫌を同時(shí)に損ねる」との記事を掲載した。

文大統(tǒng)領(lǐng)は16日、4日間にわたる初の中國訪問を終えた。14日に中韓首脳會談が開かれたものの共同聲明は出ておらず、韓國大統(tǒng)領(lǐng)が就任後初の訪中で共同聲明に署名しないのは両國関係がそれほど成熟していなかった1994年3月の金泳三（キム?ヨンサム）大統(tǒng)領(lǐng)（當(dāng)時(shí)）以降初めてという。

記事は、「在韓米軍の高高度防衛(wèi)ミサイル（THAAD）配備によってこじれた中韓関係だが、今年10月に韓國外相が『THAADを追加配備しない、米國のミサイル防御體系に參加しない、日米韓を軍事同盟に発展させない』と表明した後に中韓は関係修復(fù)を目指すことで合意した」と説明、韓國側(cè)のこの「三不原則」が文大統(tǒng)領(lǐng)の訪中実現(xiàn)につながったと解説した。

その一方で、文大統(tǒng)領(lǐng)の外交政策顧問を務(wù)める専門家は米韓同盟に與える負(fù)の影響を懸念しているという。同氏はマクマスター米大統(tǒng)領(lǐng)補(bǔ)佐官（國家安全保障擔(dān)當(dāng)）が韓國側(cè)の表明を間接的に批判したことや、在韓米軍司令官が「首都と周辺地域の住民の安全のために、米國の安全保障を追加する必要がある」と語ったことなどから、「これらが米韓同盟に衝突をもたらす可能性がある」と指摘したという。（翻訳?編集/野谷）