2017年12月19日、中國の動畫サイト?西瓜視頻に「日本には、國歌を歌いたくないのなら歌わなくていいと教える教師がいる」と題した動畫が掲載された。

動畫は、パーソナリティの男性が視聴者に語り掛ける型式。男性は、「今の日本は完全に右傾化し、社會は軍國主義化しており、再び侵略の道を進(jìn)もうとしているという考え方には賛成しない」とし、「中國の學(xué)校では毎週1回、國旗掲揚のセレモニーがあり、國歌を歌うのが當(dāng)然だと考えて疑わない。しかし、日本では國旗掲揚や國歌斉唱をするかしないかで社會全體に議論が起こる」とした。

そして、過去に大阪の學(xué)校などで実際にあった事例を挙げ、「卒業(yè)式で起立して國歌を歌わなかったことで減給処分になった教諭が、処分取り消しを求める訴訟を起こすケースが相次いでいる。これらの教諭たちは生徒に『國歌を歌いたくないのなら歌わなくていい』と教えることもある。そして問題が起きる度に、國による國旗や國歌の強(qiáng)制の是非を巡る議論が再燃する」と解説した。

さらに、「高度経済成長が終焉し、経済が長い低迷狀態(tài)に入った日本では、政府が國民の士気を保つべく愛國主義を強(qiáng)調(diào)するようになった。1996年には公立學(xué)校での國旗掲揚?國歌斉唱が事実上義務(wù)付けられ、99年には『國旗及び國歌に関する法律』が施行された。しかし、今上天皇が強(qiáng)制すべきでないとの立場をとっているほか、軍國時代のイメージから抵抗を覚える教師も多く、是非をめぐる議論や紛糾は絶えない。公立學(xué)校でも必ずしも國旗掲揚や國歌斉唱は行われていない。これが、真実だ」と日本の現(xiàn)狀を紹介した。

この動畫に対し、中國のネットユーザーは「今の日本人は平和を愛しているよ」「偏りのない事実の報道こそ、われわれに必要なものだ」「國旗や國歌については個人の自由を尊重すべきだと思う。強(qiáng)制は何の意味もない」「日本の政治には多様性があるってこと。右翼もあれば左翼もある」「われわれの教育界ではとてもじゃないけど觸れられない問題だな」など、動畫の內(nèi)容に賛同するコメントが目立った。

一方、「日本に今もなお極右主義者がいるということ自體が許せない」「日本の國歌は天皇に捧げる歌。ちっともいい歌じゃない」「國旗と國歌を変えればいい話では？」との意見や、「學(xué)校での國旗國歌の問題はともかく、わが國の學(xué)校のダサい制服をなんとかしてくれ」という聲もあった。（翻訳?編集/川尻）