第19回中國共産黨大會後初の中央経済政策會議は大きな期待を集め、世界は來年の中國の経済政策の行方にことのほか注目している。

こうした注目は中國自身の発展から得た巨大な成果によるものである以上に、中國が他のエコノミーにもたらす確かな発展のチャンスが世界経済に強(qiáng)大な活力を與えてきたことによるものだ。

第1に、中國は成長の原動力をもたらした。過去5年間、世界経済の成長に対する中國の寄與率は年平均30％を超えた。これは同期の米國、ユーロ圏、日本の寄與の総和を上回り、中國自身の経済規(guī)模が世界全體に占める割合も3．5％まで高まった。これは中國が世界経済成長の主要な原動力の源とスタビライザーになったことを意味する。

構(gòu)造を見ると、生産力のたゆまぬ発展と技術(shù)の進(jìn)歩にともない、先進(jìn)エコノミーは新産業(yè)、新モデル、新サービスを開拓すると同時(shí)に、新技術(shù)によって従來型産業(yè)を改造することを必要としている。一方、途上エコノミーは自らの経済的テイクオフの実現(xiàn)、「後発組としての強(qiáng)み」を示す支えとなる、十分な外的要素の早急な獲得を望んでいる。この時(shí)期において、最大の途上エコノミーである中國による平穏な構(gòu)造転換と高度化の実現(xiàn)が非常に重要であることは間違いない。中國の住民購買力の上昇は、より活発な巨大市場を先進(jìn)エコノミーに提供し、中國企業(yè)は海外投資へ向かい、要素のグローバル化配置に參加することで、多くの途上國に資金?技術(shù)?雇用と需要をもたらした。

第2に、中國は発展のノウハウを模索した。食糧生産能力が6億トンに達(dá)し、また宇宙実験室の「天宮」や有人潛水艇の「蛟龍」、口徑500メートル球面電波望遠(yuǎn)鏡の「天眼」、量子科學(xué)実験衛(wèi)星の「墨子」、國産大型航空機(jī)など重要な科學(xué)技術(shù)成果を相次いで達(dá)成させた。そして貧困層6000萬人以上の貧困脫卻、中?西部と農(nóng)村の教育の強(qiáng)化といったように1つ1つの発展の成果が、中國自身を世界経済の「模範(fàn)生」にしただけでなく、世界の他のエコノミーに有益なノウハウをもたらした。

例えば、中國が探り出した「開発區(qū)ノウハウ」を、現(xiàn)在參考にするエコノミーが増えている。経済特區(qū)、経済開発區(qū)、あるいは自由貿(mào)易園區(qū)の設(shè)置は、成功した管理ノウハウを広め、発展のチャンスを捉え、制度?資金?人材?技術(shù)などの要素の強(qiáng)みの集約利用を?qū)g現(xiàn)し、急速な発展を?qū)g現(xiàn)するとともに、発展の全局に対する模索リスクの負(fù)の影響を軽減することにもなる。

第3に、中國は効果的な構(gòu)想を提供した?，F(xiàn)在、世界の多極化と経済のグローバル化が深く進(jìn)行している。不均衡で不十分な発展の引き起こす様々な矛盾が生じ続け、世界は信頼できる新たな成長の原動力を必要としている。一方で、今日の段階まで発展したグローバル化に世界の政治?経済ガバナンス構(gòu)造も歩みを共にしていかなければならない。

これに対して中國は積極的に人類運(yùn)命共同體の構(gòu)築を訴え、「一帯一路」」（the Belt and Road）イニシアティブを打ち出し、「一帯一路」國際協(xié)力サミットフォーラム、アジアインフラ投資銀行、シルクロード基金などの対話制度や協(xié)力プラットフォームの設(shè)立を推し進(jìn)め、世界各國が溝を埋め、強(qiáng)みによる相互補(bǔ)完を?qū)g現(xiàn)するための中國の構(gòu)想を提供している。現(xiàn)在、こうした構(gòu)想は世界に恩恵をもたらしている。2014?16年、中國と「一帯一路」関係國との貿(mào)易総額は3兆ドルを超え、関係投資額は累計(jì)500億ドルを超えた。

良い風(fēng)の力を得て、帆を揚(yáng)げる時(shí)がまさに來ていると言えるだろう。改革開放は中國経済のテイクオフを促進(jìn)し、中國の発展もまたさらに開放を進(jìn)めていく中で世界に酬いることになるだろう。そして中國の発展の活力が世界経済を好循環(huán)へと後押しすることを、歴史は最終的に証明することになるだろう。（文：王俊嶺。人民日報(bào)海外版コラム「望海樓」掲載）（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集NA）