2017年12月20日、米ボイス?オブ?アメリカの中國語版サイトによると、自然保護(hù)NGOはこのほど、日本の象牙取引における不作為が中國の象牙規(guī)制の妨げになる可能性があると指摘している。

世界自然保護(hù)基金ジャパン（WWFジャパン）內(nèi)の野生生物取引監(jiān)視部門であるトラフィックは20日、東京で日本の象牙取引と國內(nèi)象牙市場を調(diào)査した結(jié)果を発表し、2011年から16年の6年間に日本からの違法輸出として押収された象牙は2．4トンを超えると指摘した。その大部分が中國を仕向け地としたものだという。

報告書によると、オンライン販売がこの問題の大きな要因となっている。インターネット通販大手の楽天は7月、同社の通販サイト「楽天市場」上での象牙製品の販売を禁止したと発表した。しかし他のサイトでは引き続き製品が販売されている。

報告書を共同執(zhí)筆した専門家は「日本からの象牙の流れが中國の象牙規(guī)制の努力を妨げる可能性がある」と警告した上で、「われわれの調(diào)査結(jié)果によれば、日本政府は違法輸出を終わらせるために迅速に行動する責(zé)任を負(fù)っている」と指摘する。

保護(hù)団體によると、毎年推定2萬頭のアフリカゾウがその牙のために殺されている。昨年、世界中で40萬トンの象牙が押収されたが、その數(shù)は2007年の3倍に達(dá)している。

世界の象牙市場の7割を占めるとされる中國は昨年、2017年末までに國內(nèi)の象牙取引と加工を全面的に禁止することを決定した。（翻訳?編集/柳川）