「名探偵コナン」に感動、「ドラえもん」に共感=日本のアニメは心を感動させてくれる肥料―中國人學(xué)生

日本僑報社    2018年1月1日(月) 14時30分

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中國の若者の中には日本のアニメを見て育ったという人が少なくない。そんな一人、廈門大學(xué)嘉庚學(xué)院の洪若檳さんは、日本のアニメの魅力について作文につづっている。

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中國の若者の中には日本のアニメを見て育ったという人が少なくない。そんな一人、廈門大學(xué)嘉庚學(xué)院の洪若檳さんは、日本のアニメの魅力について作文に次のようにつづっている。

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「日本文化と言えば、何を思い浮かべますか」と、ある日本語の授業(yè)で、先生はこのような質(zhì)問をしました?!弗ⅴ衰幛扦埂工却黏à咳摔郡丹螭い蓼筏俊¥饯螘r、私はびっくりしましたが、理に適っていると思いました。なぜなら、私や80、90年代に生まれた中國の子供たちにとって、アニメは子供時代の重要な思い出だからです。現(xiàn)在でも、私たちはアニメをよく見ています。アニメを見るたびに、その魅力に私たちは心を打たれます。まるで植物に與える肥料のように私たちの心を元気してくれます。なぜ中國の若者が日本のアニメに魅かれるのか、それはアニメが私たちの心を感動させるからだと思います。

私が考える感動のポイントは三つあります。

一つ目はアニメが愛情や夢、正義感などの様々なプラス要素を運んでくる點です。今の私たちは毎日生活のために忙しくし過ぎてしまって、體も心も精一杯です。けれど、今の自分たちは子供の頃の夢をまだ覚えているのでしょうか??证椁猡ν欷皮筏蓼盲郡猡筏蓼护?。しかし、私は「俺は海賊王になる」という夢を持つ『ONE PIECE』のルフィを忘れたことがありません。彼はいつも自分の信念を曲げず、仲間との絆に本心で対峙することが彼の魅力的なところだと思います。さらに、成長した私たちはこの複雑な世界で、何が善で何が悪かといった質(zhì)問に困った時、私は『名探偵コナン』のコナンくんを思い出します。アニメの中にあるシーンで、コナンくんは自分を殺そうとした殺人犯を助けました。私は彼が生命を尊重することや恨みに対して恩で答える行為に感動しました。

二つ目はアニメの多くのキャラクターが私たちの分身のようなものだという點です。子供時代の私にとって一番うらやましかった人はのび太くんでした?!袱韦犹螭韦瑜Δ?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=ドラえもん'>ドラえもんがそばにいたらいいな」と考えた人は少なくないでしょう。のび太くんはいつもドラえもんと一緒に遊んだり、笑ったり、泣いたりして過ごします。それは中國の大部分の一人っ子にとって、理想的な生活です。また、私たちにはのび太くんと同じような生活體験があります。わがままを言って友達とケンカしたり、親に噓をついてこそこそと外で遊んだり、遊んでばかりで宿題を忘れたり、本當(dāng)に多くの共通點があります。間が抜けているのび太くんは、いわば私たちのようでした。中國には「蕓術(shù)は生活の源であるが、生活より優(yōu)れたものである」という言葉があります。アニメも同じだと思います。アニメは生活の源であるからこそ、私たちに強く共感を引き起こしたのではないでしょうか。

三つ目はアニメが私たちに日本のことを紹介してくれる點です。私たちはアニメから様々な日本文化を教わりました。例えば、日本人はご飯を食べる前に「いただきます」と言います。それは人からいただいたものに対する感謝の表現(xiàn)です。私は最初はその言葉が変だと思いましたが、意味を知った後で感動しました。なぜなら、我々はいつでもどこでも生命に感謝する気持ちを持つべきだと思うからです。

ですが、アニメは日本の文化侵略だと考えている人もたくさんいます。彼らはアニメを見たことがなく、多かれ少なかれ日本に偏見や誤解を持っています。確かに、アニメには本筋だけでなく、日本のことや他の日本文化も含まれています。しかし、それがアニメの優(yōu)れているところなのではないでしょうか。愛と恨みの感情を持つ前に、日本を理解することが何より大切なことです。アニメというものは中國の若者が日本文化を知るための掛け橋だと思います。

以上の點から、アニメは日本文化という花を咲かせるための肥料のようなものだと考えます。私たちにとって、アニメというのは日本文化を教えてくれるだけでなく、知らず知らずのうちに心を感動させてくれるものなのだと思います。(編集/北田

※本文は、第十回中國人の日本語作文コンクール受賞作品集「『御宅』と呼ばれても」(段躍中編、日本僑報社、2014年)より、洪若檳さん(廈門大學(xué)嘉庚學(xué)院)の作品「心を感動させる肥料」を編集したものです。文中の表現(xiàn)は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報社の許可を得て掲載しています。

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