2017年12月24日、中國(guó)中央テレビが、1990年代に「億元村」として発展した村の現(xiàn)狀について紹介する番組を報(bào)道した。

「億元村」は、山西省大同市西部に位置する左雲(yún)県秦家山村だ。10年ほど前までは、多くの人が憧れる豊かな村で、無(wú)數(shù)の炭鉱があった。しかし、現(xiàn)在の秦家山村は閑散としている。

村委員會(huì)の崔秀平（ツイ?シウピン）主任によると、95年當(dāng)時(shí)、ここは「億元村」と呼ばれ、村民の多くが億萬(wàn)長(zhǎng)者だったという。しかし、こうした日々は2008年でストップした。金融危機(jī)による石炭の暴落と石炭資源の枯渇により、石炭を主な産業(yè)としていた秦家山村は再起不能になるほどのダメージを受けたという。

それだけなく、長(zhǎng)年にわたる無(wú)理な採(cǎi)掘により地下水はひどく汚染され、村のあちこちに地盤(pán)沈下が見(jiàn)られ、壁にひびが入り、生活用水にも事欠くなど、多くの問(wèn)題が出ている。若者はみな外へ出稼ぎに行き、村に殘っているのは30人ほどの高齢者などだけだという。

これに対し、中國(guó)のネットユーザーから「今は石炭禁止ばかりだからな。倒産するのは當(dāng)然だ」「村は空になったけど、豊かになった村民は北京や上海、広州に行ったのだろう」などのコメントが寄せられた。

また、「頭の悪い村長(zhǎng)だな。90年代に北京で家を買(mǎi)っていればもっともうけられたのに。石炭売るより不動(dòng)産だろ」という意見(jiàn)や、「なんだか、將來(lái)の中國(guó)全體を映しているかのように思える」というユーザーもいて、危機(jī)感を持った人もいるようだった。（翻訳?編集/山中）