2020年6月30日、北京商報は、「在宅経済」の拡大により、即席麺が再び大きな人気を集めていると報じた。

韓國農(nóng)林畜産食品部のデータによると、今年5月に韓國の対中（香港、マカオ、臺灣は除く）総輸出額は下落している一方で、インスタント食品の輸出額は前年同期比63．9％も増加した。また、韓國農(nóng)水産食品流通公社のデータでは、今年1月から5月、韓國による即席麺の対中輸出額が最大を記録し、輸出額は前年同期比50．9％増の6700萬ドル（約72億1590萬円）に達(dá)したという。

記事は、「新型コロナウイルスの流行により、即席麺に対する消費(fèi)者のニーズは激増している」と説明。「即席麺の消費(fèi)大國である中國でも即席麺の輸入に持続的な増加が見られ、韓國は最大の受益者だ」と報じた。

中國産業(yè)情報ネットのデータによると、2019年の中國インスタント食品業(yè)界の規(guī)模は4500億元（約6兆7500億円）以上で、中國は世界ナンバーワンの即席麺消費(fèi)國だ。

韓國のインスタント食品メーカー?農(nóng)心（ノンシン）は中國市場への參入以降、販売業(yè)績が20倍にまで成長。2018年の中國での同社の販売業(yè)績は2億8000萬ドル（約301億5600萬円）に達(dá)したという。

別の韓國の即席麺メーカーである三養(yǎng)食品も今年の業(yè)績が際立っている。データによると、今年第1四半期の同社の売上高は750億ウォン（約6億7500萬円）を超えており、前年同期比約45％増だった。この売上高は同社創(chuàng)業(yè)以來、四半期としては最高記録だという。同社の業(yè)績アップの要因は各國への輸出が増加したことであり、その中でも中國と米國に対する増加が顕著で、増加率はそれぞれ50％と100％だった。

これとは対照的に、韓國全體の貿(mào)易輸出は軟調(diào)だと記事は報じている。韓國産業(yè)通商資源部が近ごろ公表したデータでは、韓國の5月の輸出額は前年同期比23．7％減の348億6000萬ドル（約3兆7500億円）で、2カ月連続で2割以上も下落した。その中でも自動車および部品、石油製品などの輸出が前年同期比で大幅に下落したが、その一方で醫(yī)療衛(wèi)生用品や保健機(jī)能食品、コンピューターなどの輸出は大幅に増加し、半導(dǎo)體の輸出は前年同期比7．1％増だった。

遼寧大學(xué)國際関係學(xué)院の李家成（リー?ジアチョン）準(zhǔn)教授は、「韓國の海外輸出における最大の項(xiàng)目は半導(dǎo)體であり、貿(mào)易額は徐々に回復(fù)している。しかし、最近の即席麺の貿(mào)易データは突出しており、また中國における韓國の即席麺の評判はとても良い」と語ったという。（翻訳?編集/島野）