2008年9月、外交部はタイの政情不安を理由に渡航自粛勧告を出している。4日、湖北省武漢市に住む市民が勧告に従いツアーをキャンセルしたところ、旅行社は代金が返卻するどころか追加で4000元（約6萬(wàn)2500円）ものキャンセル料を要求した。武漢晩報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

今年63歳になる羅（ルオ）さんは10月が誕生日。上海で働く娘が誕生日プレゼントとして羅さんとその妹にシンガポール?マレーシア?タイ10日間の旅を贈(zèng)ったという。ところが出発を前にしてタイでは政治混亂が発生、外交部と旅行局は渡航自粛を勧告した。

羅さんは旅行社にキャンセルを申し出たが、同社は中國(guó)?タイ旅行業(yè)協(xié)會(huì)の「タイの人々は純樸で、騒ぎは通常の範(fàn)囲內(nèi)」と伝えるFAXを見(jiàn)せ、「キャンセルは認(rèn)められない」と強(qiáng)硬な態(tài)度を見(jiàn)せた。そして旅行代金を返還するどころか、契約違反だとしてさらに4000元（約6萬(wàn)2500円）のキャンセル料支払いを求めているという。預(yù)けたパスポートが「人質(zhì)」に取られているとあって羅さんは困り果てた様子だ。

取材に対し、外交部の布告はあっても「本部から旅行中止の指示は來(lái)ていない」と旅行社は答え、追加のキャンセル料は正當(dāng)なものと主張している。（翻訳?編集/KT）