<四川大地震>無傷で殘った奇跡の古民家―蒲江県

Record China    2008年9月14日(日) 21時19分

拡大

9日、四川大地震の災(zāi)禍にも負(fù)けず、奇跡的に無傷で生き殘った伝統(tǒng)的古民家が取り壊しを中止。「中國のユダヤ人」とも言われる客家(ハッカ)人の集合住宅に酷似しており、専門家はこの古民家の歴史的価値に注目している。

(1 / 6 枚)

2008年9月9日、四川大地震の災(zāi)禍にも負(fù)けず、奇跡的に無傷で生き殘った伝統(tǒng)的古民家が取り壊しを中止、専門家はこの古民家の歴史的価値に注目している。

その他の寫真

齢80歳を超えた持ち主の王志清(ワン?ジーチン)さんによると、四川省西部の伝統(tǒng)的建築様式を踏襲したこの古民家は、推定築100年以上。5代に渡って受け継がれ、20年前に王さんの母親が亡くなるまで、ずっと住居としてきた。土レンガを積み上げ、ごく小さな燈り採りが數(shù)か所に空いているだけの極めて閉鎖的な住空間となっている。その燈り採りは、まるで銃眼(銃で狙撃するために壁に空けられた穴)のようでもあり、これは福建省に點(diǎn)在する客家(ハッカ)人の集合住宅?土樓に似た構(gòu)造だ。

今年5月に発生した四川大地震で王さん一家の住まう母屋は壊滅的な被害を受けたが、この「土樓」は數(shù)枚の屋根瓦が飛んだ以外は無傷で殘った。王さん一家は土樓を避難所としてしばらく暮らしたという。本來は取り壊しも考えていたこの「土樓」に、歴史的価値があるのでは?と考えた王さんは現(xiàn)在、保存を考えているという。

四川客家研究センターの孫暁芬(スン?シアオフェン)副主任によると、この古民家は実際、構(gòu)造的にも意匠的にも福建省の土樓にとてもよく似ており、四川省にも客家人が暮らした稀少な史料になるのではと見ている。

客家(ハッカ)人は人口も少數(shù)で各地に流浪?分散していることから「中國のユダヤ人」とも言われている。福建省や広東省に主に居住するが、四川省の山間部にも一部が居住している。教育水準(zhǔn)が高く、政界の要人など優(yōu)秀な人物を數(shù)多く排出している。近代中國建國の父?孫文や改革開放路線を推進(jìn)したトウ小平、シンガポール初代首相?リー?クアンユーなどが客家出身とされる。(翻訳?編集/愛玉)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務(wù)提攜

Record Chinaへの業(yè)務(wù)提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務(wù)提攜