2008年9月13日、河北省石家荘市の大手乳製品メーカー「三鹿集団」が製造した粉ミルクに有害物質(zhì)のメラミンが混入していた事件で、これを飲んだ乳児の結(jié)石発癥例は甘粛省、寧夏回族自治區(qū)、江蘇省など中國全土に広がる勢いを見せている。新華社サイト「新華網(wǎng)」は、結(jié)石発癥の可能性のある潛在患者數(shù)を「全國で3萬人以上」になると伝えた。

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今回の事件はその範(fàn)囲の広さと被害の深刻さから、中國政府は「國家重大食品事故1級レベル」とみなし緊急対策本部を設(shè)置。全國に出回っている三鹿集団の関連商品をすべて回収するとともに、三鹿集団の資産を凍結(jié)し被害者への補(bǔ)償に備えるとしている。

三鹿集団の発表では今年8月6日以前に出荷された同社製品にメラミンが含まれており、その汚染粉ミルクが約700t市場に出回っているという。「新華網(wǎng)」は乳児1人の粉ミルク消費(fèi)量を月平均3600gとみなして計(jì)算。その結(jié)果、どんなに少なく見積もっても全國で3萬人以上の乳児が同社製品を飲んだことになるとして、今回の汚染粉ミルク事件が新中國建國以來最大規(guī)模の損害賠償事件に発展することは間違いないと斷言している。（翻訳?編集/本郷）