2008年9月16日、広州日?qǐng)?bào)は、ネット上で注目を浴びている「農(nóng)民工（出稼ぎ労働者）の権利を守る」などの文章を書(shū)いた「黃偉木」（ホワン?ウェイムー）なる人物に行ったインタビュー記事を掲載した。この人物、香港の大ヒット映畫(huà)『インファナル?アフェア』を地で行く、「農(nóng)民工潛入捜査官」だった。衣服製造工場(chǎng)に潛入した半年間、一體何があったのか？目的は何か？

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1984年に生まれ、いわゆる「80後」世代に屬す黃は、2002年に広東省へ出稼ぎに來(lái)た。若いながら、各種の工場(chǎng)で働いた経験を持つ。しかし各職場(chǎng)で目にするのは「農(nóng)民工」のひどい労働環(huán)境。休日出勤、殘業(yè)手當(dāng)未払い、社會(huì)保険の未加入、基準(zhǔn)に満たない賃金などなど。法律という大義名分はありながらも誰(shuí)も農(nóng)民工を守ろうとはしない。その狀況に黃は立ち上がった。

黃は衣類工場(chǎng)に潛伏。1日11時(shí)間以上も機(jī)械に向かい、基準(zhǔn)を大幅に超えた労働を身をもって體験した。工場(chǎng)の所在地?番禺區(qū)の規(guī)定では、月あたり20．83日の労働で790元（約1萬(wàn)2千円）が賃金の最低基準(zhǔn)とされている。しかし、日曜出勤、長(zhǎng)時(shí)間労働を含む30日間の労働でこの工場(chǎng)が支給したのはわずかに800元だ。

しかし、こうした慘狀を伝えるには証拠が必要。DVカメラを購(gòu)入して撮影を行い、タイムカードを休日申請(qǐng)の時(shí)にスキャンして保存した。彼は「潛伏捜査」中、皮膚炎を発癥し、苦しい思いもした。しかし、全ての証拠を揃えて監(jiān)督部門に提出、ネットにも公表した。彼の行動(dòng)に対しては、賛否両論がある。しかし黃は語(yǔ)る?！皋r(nóng)民工がもっと権利意識(shí)に目覚めて欲しい、そして自分を守って欲しい」と。（翻訳?編集/小坂）