2008年9月16日、新華網(wǎng)によると、「長江デルタ地區(qū)の改革開放と経済社會発展を進める國務院の指導意見」が中國政府ウェブサイトで公表された。長江デルタ地區(qū)を國際競爭力を持った経済地域として、アジア太平洋地域の國際ビジネスの窓口とし、國際的な先端製造業(yè)の中心地としていくとされている。

【その他の寫真】

長江デルタ地區(qū)は上海市と江蘇省、浙江省からなる中國経済の中心地區(qū)。同地區(qū)の発展は、國全體の改革開放路線と現(xiàn)代化政策に大きく関わっている。

文書には、長江デルタ地區(qū)の経済、社會、文化など多方面にわたる42項目の意見が記されており、バランスのとれた調(diào)和社會や精神文明の実現(xiàn)を促進するため、改革?開放、経済構造の戦略的調(diào)整を進めるとともに、自主開発能力を強化し、都市と農(nóng)村の発展を促進しつつ、省エネルギーと環(huán)境保護に盡力するとされている。

長江デルタ地區(qū)経済社會の発展の中長期目標も明示されており、2012年までに同地區(qū)の産業(yè)構造を改善することや、2020年までに同地區(qū)の3次産業(yè)の成長を促し、科學技術の分野で先進水準に引き上げるとされている。また、人民元の切り上げによる、労働コストや環(huán)境コスト、原材料コストの高騰などについては、上海の航空輸送や國際金融センターを主としたサービス業(yè)を中心とする産業(yè)構造への転換を加速させる必要性が指摘されるとともに、産業(yè)構造の全面的な改善などが指摘されているという。（翻訳?編集/岡田）