2008年9月20日、最近中國(guó)國(guó)內(nèi)のポータルサイトの各掲示板に、「三鹿集団の毒粉ミルク事件を最初に報(bào)道した記者…緊張で眠れなかった」という題名の文章が貼りつけられている。この文章は國(guó)內(nèi)で最初に「三鹿集団」という実名をあげて毒粉ミルク事件を報(bào)道した記事「甘粛省で乳児14人が腎臓病に、『三鹿』粉ミルクが原因か？」を書いた簡(jiǎn)光洲（ジェン?グァンジョウ）記者のブログを抜粋転載したもの。香港の「文匯報(bào)」が紹介した。

【その他の寫真】

簡(jiǎn)記者が9月14日に発表したブログは、問題記事の掲載前後に同記者や新聞社に対してかけられた圧力についても明らかにしており、多くの人々の関心を呼んでいる。

「企業(yè)名を公表すると決めた夜は一睡もできなかった」理由について、「乳児の結(jié)石発癥に関する報(bào)道は甘粛省や湖北省の現(xiàn)地メディアが過去に何度も取りあげていたが、すべて『某企業(yè)の粉ミルク』として企業(yè)名を伏せていた」からと述べている。同記者は公表前に三鹿集団の広報(bào)部にミルクの安全性について問い合わせたが、「わが社の商品に品質(zhì)上の問題はありえない」という自信に満ちた回答を得たという。しかし小児科の醫(yī)師らの証言や獨(dú)自調(diào)査の結(jié)果、三鹿集団の粉ミルクが原因であることを確信。

報(bào)道當(dāng)日の午後、三鹿集団から「記事の削除依頼」の電話があったと明かす簡(jiǎn)記者は、これまでに各メディアが企業(yè)側(cè)から「口止め料」を受け取っている可能性は「かなり高い」と述べながらも、「中國(guó)メディア業(yè)界のあまりにも過酷な生存競(jìng)爭(zhēng)を知っているだけに、メディアだけを非難する気持ちにはなれない」との本心を吐露した。（翻訳?編集/本郷）