2008年10月5日、上海市の「東方早報(bào)」は同市內(nèi)の地下鉄9號(hào)線で8月下旬に始まった移動(dòng)図書(shū)館の貸し出しサービスで、わずか1か月の間に1萬(wàn)2000冊(cè)が返卻されぬままであることを報(bào)じた。

【その他の寫(xiě)真】

上海地下鉄9號(hào)線に設(shè)立された初の移動(dòng)図書(shū)館は、セルフサービス形式で雑誌や本などを無(wú)料で乗客に貸し出し、利用者は下車(chē)駅で返卻するシステム。だがサービス開(kāi)始直後から返卻されない本が増加し、最初の1週間は1日平均500冊(cè)以上が未返卻で、流出率は50％にのぼった。このため9號(hào)線各駅の出入り口、サービスセンター、ホームなどに「マナーを持って借り出し、自発的に返す（文明取閲、主動(dòng)帰還）」というポスターを掲示し車(chē)內(nèi)放送で乗客に呼びかけるなどのキャンペーンを?qū)g施したところ、図書(shū)の流出率は明らかに下降したという。今後は各駅に設(shè)置してあった図書(shū)回収箱の數(shù)を増やしていく予定。

最初に地下鉄書(shū)庫(kù)內(nèi)にあった3萬(wàn)冊(cè)の蔵書(shū)のうち、1萬(wàn)2000冊(cè)がわずか1か月の間に姿を消した?，F(xiàn)在、一部の出版社が販売期限の切れた雑誌や書(shū)籍の提供を申し出ており、これにより書(shū)庫(kù)の蔵書(shū)狀況は回復(fù)できる見(jiàn)込み。同地下鉄の運(yùn)営會(huì)社は、このまま図書(shū)流出率を抑えることができれば9號(hào)線の移動(dòng)図書(shū)館サービスの長(zhǎng)期運(yùn)営は可能として、乗客らに協(xié)力を呼びかけている。（翻訳?編集/本郷）