2008年10月、ロシア紙?イトーギは「大中國」と題したコラムを掲載、中國本土、香港、マカオ、臺(tái)灣から東南アジア諸國を含む大中國圏が登場しつつあると指摘した。

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かつては激しく対立した中國と臺(tái)灣だが、北京五輪開會(huì)式に國民黨の呉伯雄（ウー?ボーシオン）主席が出席したことからも分かるとおり、急速に雪解けの方向に向かっている。一部アナリストは、今後統(tǒng)一へと進(jìn)む可能性が高いと分析しているが、少なくとも経済分野ではすでに密接な関係が築かれており、大中國は現(xiàn)実のものとなっている。

こうした経済一體化による大中國圏は中國本土、香港、マカオ、臺(tái)灣にとどまるものではなく、東南アジア諸國にも及ぶものと同コラムは指摘する。シンガポールをはじめ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、そしてタイの一部には2000萬人の華僑が存在する。比率で見れば総人口の10％にも満たないが、現(xiàn)地の富裕層の多くは華僑によって占められており、人口比以上の経済力を持っている。こうした華人資本は緊密に連攜する傾向を見せており、大中國圏の東南アジアへの拡大を予測させるものだという。

こうした大中國圏の誕生は一體何を意味するのか？しばらくはアメリカの支配的地位がゆらぐことはないと見られるが、しかしアメリカが47年、日本が33年を必要とした一人當(dāng)たりGDPの倍増をわずか7年で成し遂げた中國ならば將來圧倒的な地位を占めることは間違いないだろう。この世界最大最強(qiáng)の経済圏が國際舞臺(tái)でどのように振る舞うのか。この疑問に中國の政治家はまだ確たる答えを出していない。（翻訳?編集/KT）