女性のエイズ患者急増、10年間で5倍に―中國

Record China    2008年10月21日(火) 11時38分

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20日、中國で女性エイズ患者の割合が急増している。98年には7.1%だったのが、現(xiàn)在では35%と5倍もの増加、その9割が出産適齢期の女性だという。寫真は07年3月、甘粛省蘭州市で行われた労働者向けエイズ予防教育。

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2008年10月20日、中國新聞社によると、中國國內(nèi)でエイズ患者に占める女性の割合が急増している。1998年の時點では7.1%だったのが、現(xiàn)在では35%にまで増加、実に5倍に膨れあがっており、その9割が出産適齢期の女性だという。

その他の寫真

清華大學(xué)エイズ研究センターと雲(yún)南省疾病予防センターが協(xié)力して320萬個のエイズ血液サンプルを調(diào)査した結(jié)果が、今月出版の「ネイチャー」誌に掲載された。この研究によると、雲(yún)南省で麻薬吸引によりエイズに感染した割合は、1989年の100%から、2006年には40%に下がった一方で、異性との性行為による感染の割合が37.5%にまで増加。これまでは、麻薬中毒者と売血者のエイズ感染の危険性が高かったが、現(xiàn)在では性的接觸による感染が広がっていることがわかった。

専門家は、感染率の急激な上昇から、中國のエイズ感染が一般人にまで広がっていると見ている。例えば雲(yún)南省では、1989年?2003年までは微増だったのが、04年になると急増しはじめ、同年1年間だけで新規(guī)感染は1萬3486件確認(rèn)され、これは過去16年間の総感染例に匹敵する數(shù)字だ。また、出産適齢期の女性の感染が増えたことで、胎児への感染が危険視されている。

清華大學(xué)の何大一(ホー?ダーイー)教授によれば、同大學(xué)エイズ研究センターでは現(xiàn)在、雲(yún)南省における妊婦から嬰児へのエイズ感染を防ぐプロジェクトを推進(jìn)しており、まもなく臨床研究プロジェクトも始まる予定だという。(翻訳?編集/岡田)

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