2008年10月26日、東方早報(bào)主席評(píng)論員の魯寧（ルー?ニン）氏は自身のブログにコラム「中國(guó)海賊版20年の功罪」を発表、海賊版の蔓延が中國(guó)知識(shí)産業(yè)育成の足かせとなっていると斷じた。

【その他の寫(xiě)真】

米マイクロソフト社は今月22日より海賊版対策プログラムの配布を開(kāi)始した。同プログラムをインストールしたパソコンはOSが海賊版であると判定すると1時(shí)間ごとに壁紙を黒に変更、右下に「あなたは海賊版の被害者です」とのメッセージを表示する。ほとんどの個(gè)人ユーザーが海賊版ウインドウズを利用する中國(guó)では対策プログラムは大きな衝撃を與えている。

ネットユーザーの間には「これまで海賊版を野放しにしておいて、みなが使い出したころに規(guī)制するとはあまりにもひどい」などとマイクロソフト社への怒りが渦巻いているが、魯氏は中國(guó)國(guó)民及び國(guó)內(nèi)の知的所有権保護(hù)機(jī)構(gòu)は海賊版を野放しにしてきたこの20年間の功罪を冷靜に検討する必要があると提言する。

それによると、中國(guó)におけるパソコンの普及速度と規(guī)模、ネットユーザーの數(shù)は世界一と言われ、これは安価にパソコンを購(gòu)入できた海賊版の功績(jī)だが、一方、その罪としては、クリエイティブな知識(shí)産業(yè)がまったく育たなかった。1990年代初頭にはマイクロソフト社のOSだけではなく多くの中國(guó)國(guó)産OSが誕生したが、海賊版の存在のため利益を上げることができず、ことごとく姿を消した。ソフトウェア産業(yè)だけではない。近年注目を集めているアニメ産業(yè)などほかの知識(shí)産業(yè)でも同じ事が言える。このため中國(guó)は付加価値の低い代理製造業(yè)のポジションしか獲得できなかったと魯氏は言う。

こうした功罪を冷靜に検討するならば、マイクロソフト社を罵倒することは真の解決策ではなく、他人を保護(hù)することは自身の保護(hù)につながるとの當(dāng)たり前の事実を認(rèn)識(shí)し、海賊版撲滅の決意を固めるべきだと同氏は提言している。（翻訳?編集/KT）