2008年11月11日、広州日報によると、広東省中山市郊外の阜沙村で老人を?qū)澫螭藷o料の健康診斷を行ったところ、老人の3割が肝吸蟲癥(肝ジストマ癥)に罹っていることがわかった。同村では生魚を食べる習慣があり、住民の肝吸蟲癥感染率は30?40％にのぼると見られている。

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肝吸蟲癥(肝ジストマ癥)とは、肝吸蟲という寄生蟲が肝臓の膽管に寄生する病気で、肝吸蟲を持つ淡水魚を生で食べることなどにより感染する。肝吸蟲は人の體內(nèi)で20?30年生き続け、自覚癥狀が現(xiàn)れないケースも多く、発見が遅れると肝硬変になる恐れが高い。

村のある男性は、市場で川魚を売っているが、売れ殘った魚は粥にして食べていた。3か月ほど前、突然激しい腹痛に襲われ、中山市人民醫(yī)院で検査を受けたところ、肝臓の膽管が肝吸蟲で詰まっていることがわかった。手術(shù)によって取り出された肝吸蟲と體液は500mlの袋2つ分にものぼったという。

中山市阜沙醫(yī)院の醫(yī)師によれば、生魚を食べる習慣があるほか、調(diào)理具や食器も衛(wèi)生上に問題があり、また、住民は肝吸蟲癥に関する知識がなかったことで感染が広がったという?，F(xiàn)在、同村では中山市疾病予防センターの専門家による対応が行われており、醫(yī)師が各家庭を巡回して被害狀況を調(diào)べるとともに患者の安全を確保しているという。（翻訳?編集/岡田）