2008年11月11日、「亜心網(wǎng)」によると、今秋以降、新疆ウイグル自治區(qū)の烏蘇市にある牧場(chǎng)で、100頭以上ものオオカミの大群による被害が確認(rèn)された。オオカミによってかみ殺された家畜は合わせて600匹以上にのぼるが、打開(kāi)策は見(jiàn)つかっていない。

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牧場(chǎng)主の男性の話では、被害が出たのは10月24日。朝6時(shí)頃夜が明ける前、羊の叫び聲で男性は目が覚めた。懐中電燈を手に戸外へ出てみると、羊は囲いから出て山のほうへ向っており、何頭かのオオカミがその後ろを走っているのがわかった。男性は懐中電燈しか手にしていないので何もできず、救えたのはほんの數(shù)匹だけだった。その後オオカミを追いかけたが、次第に日が昇ってくると、目に入ってきたのは、羊たちがオオカミに喰い殺されていく光景。10kmにわたって羊の死體が點(diǎn)々と連なっていた。この一晩で、男性は81匹の羊を失った。

羊1匹500元（約7500円）として計(jì)算すると、わずか數(shù)時(shí)間で4萬(wàn)元（約60萬(wàn)円）もの被害が出たことになる。男性は「1年かけても5?6000元（約7萬(wàn)5000?9萬(wàn)円）貯めるのが精一杯だというのに…」と嘆いているという。

同種の事件は近隣の牧場(chǎng)でも頻発しており、被害にあった羊は合わせて500匹以上、牛や馬は100匹以上で、被害額は55萬(wàn)元（約825萬(wàn)円）にのぼる。オオカミが増えた原因は、地域の生態(tài)環(huán)境が改善されたことも一因との指摘がある。以前は、オオカミに対抗するため住民は銃を所持していたが、オオカミが保護(hù)動(dòng)物に指定されたことで駆除が難しくなり、オオカミは人を恐れなくなっているという?，F(xiàn)在まで、打開(kāi)策は見(jiàn)つかっていない。（翻訳?編集/岡田）