2008年11月12日、北京市の中心を南北に結(jié)んだ線（永定門(mén)から天安門(mén)を経て五輪スタジアム「鳥(niǎo)の巣」を結(jié)んだ線）は、風(fēng)水の思想では「龍脈」とされ、古來(lái)より都市計(jì)畫(huà)上の肝となってきたが、従來(lái)、中國(guó)の文化的?歴史的建築が集中してきたこの軸線上に、五輪関連の施設(shè)が加わることで大々的な「風(fēng)水的補(bǔ)強(qiáng)」がなされたと伝えられた。「中國(guó)新聞網(wǎng)」の報(bào)道。

【その他の寫(xiě)真】

北京五輪の聖火リレーのコースにもなったこの中心軸線。燕(BC1100年ごろ?BC222年)の時(shí)代に都市建設(shè)がはじまって3000年を迎える北京は、ここを起點(diǎn)に左右対稱(chēng)の街づくりが進(jìn)められ、秩序正しい勇壯な美観を形成しながら、風(fēng)水に基づいた街づくりが行われていた。「龍脈」と呼ばれる中心軸線上には、有名な故宮をはじめ景山公園、北海公園など歴史建築が鎮(zhèn)座しており、中華人民共和國(guó)成立後には、天安門(mén)広場(chǎng)や人民大會(huì)堂など政治的に重要な意味を持つ建築物も多く出現(xiàn)した。

しかし、その後の中國(guó)は文化大革命を経て、風(fēng)水を“迷信”として禁じてきたため、「物的配置によって気の流れを整える」という風(fēng)水的都市計(jì)畫(huà)は一旦、中斷することになる。

ところが、今年の五輪開(kāi)催に際し、著名外國(guó)人デザイナーらによって建設(shè)されたスタジアム群は、北京に再び「風(fēng)水思想」を呼び戻した。これは「四神相応」との思想に基づいたもので、北に山を頂き、南に水を構(gòu)えるという地理?xiàng)l件を備えることで、発展の流れを集めるものだ。市の南北を貫く中心軸線の北端に設(shè)けられた中國(guó)最大の都市公園「オリンピック森林公園」は、敷地內(nèi)の広大な森林がまさに、「北側(cè)の山」の役目を果たしている。また、園內(nèi)に設(shè)けられた人工池と、そこから曲線を描きながら流れ出す川は、古くから市內(nèi)に點(diǎn)在する後海や什剎海などの池と呼応して天に昇る「龍」の形を示している。公園は現(xiàn)代技術(shù)の粋を集めた五輪メインスタジアム「鳥(niǎo)の巣」や競(jìng)泳スタジアム「ウォーターキューブ」などを擁しているが、同時(shí)に古代から連なる風(fēng)水思想を壊すことなく、むしろさらに補(bǔ)強(qiáng)する意味合いを含めているのである。

外國(guó)メディアは、こうした狀況について「100年前は北京のシンボルともいえる故宮が中國(guó)に近代化をもたらすことを妨げてきた。しかし、100年後の現(xiàn)在はその延長(zhǎng)線上に作られた五輪施設(shè)が、中國(guó)の発展と國(guó)際社會(huì)との調(diào)和を示すシンボルとなっている。これらは中國(guó)が歩んできた30年間の改革開(kāi)放をさらに進(jìn)めるスタート地點(diǎn)でもある」と表現(xiàn)している。（翻訳/HA?編集/愛(ài)玉）