2008年11月10日、中國製粉ミルクが化學(xué)物質(zhì)?メラミンに汚染されていた問題で、大手市場調(diào)査會(huì)社?TNS(Taylor Nelson Sofres)の調(diào)べでは、國內(nèi)の乳製品市場が壊滅的な打撃を受ける中、多くの現(xiàn)地メーカーおよび外國メーカーが、危機(jī)を好機(jī)に転じて市場での活気を取り戻しつつあるとしている。中國の大手調(diào)査會(huì)社CTR市場研究の特別提供記事。

【その他の寫真】

今年9月の粉ミルク事件発覚直後、前年同期に比べ54％の売り上げ減となった乳製品市場だが、10月3日からの4週間で、これを同18％減にまで押し戻している。その要因としては、消費(fèi)者が「価格重視」から「品質(zhì)重視」に転じ、より高価な製品、とくに輸入製品を求めたことが挙げられる。この現(xiàn)象は従來、國産製品の獨(dú)壇場だった中小都市のマーケットで顕著であり、乳製品購入の平均単価は26％上昇する形となった。具體的なメーカーを挙げると、仏メーカー?ダノンのグループ企業(yè)であるDumexは市場シェアを9．8％から20．1％に、豪メーカーのAusnutriaは2．6％から6．8％に伸ばしている。

一方、國內(nèi)メーカーでも蒙牛、伊利といった大手メーカーは消費(fèi)者の信用を取り戻しつつあるようだ。前出のTNS社が國內(nèi)1600都市で行った消費(fèi)者調(diào)査によると、多くの人がこれらメーカーは「危機(jī)から立ち直れる」としている。反して、中小規(guī)模のメーカーについては「立ち直りは難しいだろう」との結(jié)果が出た。これを裏付けるように、同社の追跡調(diào)査では10月3日からの1週間に、上記2社の売り上げが明らかに再浮上してきている。

TNS中國の虞堅(jiān)(ユー?ジエン)社長は、このほどの事件は國內(nèi)の多くのメーカーにとって商機(jī)だと示している。原材料や生産技術(shù)について透明性を押し出し、信頼回復(fù)への努力をアピールできれば、市場再建は可能であると同氏は見ている。(翻訳?編集/愛玉)

■CTR市場研究

本社を北京に置く中國の大手調(diào)査會(huì)社。國內(nèi)最大の調(diào)査網(wǎng)を持ち、市場調(diào)査と分析、コンサルティングを業(yè)務(wù)とする。消費(fèi)者指數(shù)、消費(fèi)動(dòng)向、メディア戦略、醫(yī)療、自動(dòng)車、金融、電子通信機(jī)器などの幅広い分野で展開する。