2008年11月25日、河南新聞の報道によると、「中國版ピサの斜塔」と稱される、河南省許昌市にある「文峰塔」の傾斜進(jìn)行速度は、本家イタリアのピサの斜塔の10倍に達(dá)していることが分かった。

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許昌市博物館の庭園內(nèi)にある「文峰塔」は、明代（1368?1644年）の末期、1614年に建造された高さ52m、13層におよぶ八角形の塔で、2006年には國家級の保護(hù)文化物にも指定されている。

1990年、専門家によって計測が行われ、塔が東北方向に約90cm、1．10度傾いていることが発見された。2004年に再度計測を行った際には、傾斜は104cm、1．18度に達(dá)しており、傾斜が毎年平均1cmの速度で進(jìn)んでいたことが判明。専門家によると、イタリアのピサの斜塔の傾斜は年間1mmしか進(jìn)んでおらず、「文峰塔」の傾斜進(jìn)行速度はその10倍に達(dá)しているという。

傾斜が進(jìn)んだ原因には、「塔の重さによる自然現(xiàn)象」以外に、主原因として「近隣の開発による地下水の流れの変化などが地盤に影響を及ぼした」「貨物用鉄道の振動による影響」などが挙げられている。

河南省と許昌市では、塔の傾斜が急速に進(jìn)んでいることを重視し、修復(fù)作業(yè)に取り掛かるためのデータ収集など、準(zhǔn)備作業(yè)を開始したという。（翻訳?編集/HA）