2008年12月3日、中國新聞網(wǎng)によると、このほど臺灣紙「聯(lián)合報」が、世界的な金融危機(jī)が臺灣の新卒者の就職活動にも影響を及ぼしていると報じた。

【その他の寫真】

就職仲介サービスの「1111人力銀行」が行った調(diào)査によると、10月の臺灣における失業(yè)人口は47萬6000人を超え、失業(yè)率は4．37％で過去5年で最高となり、新卒者の45％は現(xiàn)在も正規(guī)雇用の職が見つからないでいる。短期の臨時職を除けば、新卒者の実に63％が職を見つけられないでおり、その數(shù)は07年と比べて28％も増加したことになる。

「1111人力銀行」の呉睿穎（ウー?ルイイン）氏の分析によれば、半數(shù)近い新卒者が未だ職を見つけられないでいる一方で、履歴書の提出が20通以下でも採用にこぎつけた新卒者も半數(shù)にのぼり、二極化が起きているという。企業(yè)にとっては即戦力になる人材が必要で、卒業(yè)前にある程度の社會経験のある人が受け入れられやすくなっているのだという。また、學(xué)歴が上がるほど職が見つからない人の割合は高くなっており、これは「長時間労働、低賃金」の現(xiàn)狀と無関係ではないと語る。

新卒採用者の初任給は、2007年の2萬4229臺灣ドル（約6萬7000円）から1497臺灣ドル（約4200円）増え、平均2萬5726臺灣ドル（約7萬1500円）になっている。熾烈な競爭を勝ち抜いてきた新卒採用者にはそれだけの能力があると企業(yè)が認(rèn)識しているほか、少人數(shù)精鋭での経営が求められているからだろうと同氏は指摘している。（翻訳?編集/岡田）