2008年12月4日、中國紙環(huán)球時報(bào)は、2日付の英BBC放送が報(bào)じた河南省のエイズ患者を取材していたベルギー人記者一行が現(xiàn)地で暴行を受け金品を奪い取られたというニュースに、西側(cè)メディアの関心が高まっていると報(bào)じた。

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ベルギーの公共テレビ?ラジオ局「VRT」の記者一行が襲われたのは先月27日。河南省のエイズ患者を取材中、暴徒に車から引きずり降ろされ、ビデオカメラ、現(xiàn)金、銀行のキャッシュカードなどを奪い取られた挙句、これ以上取材しないよう脅された。これを受けベルギーのデフフト外相は30日に聲明を発表、現(xiàn)地當(dāng)局に対し「報(bào)道の自由を確保するよう」呼び掛けた。在中國ベルギー大使館も中國側(cè)に徹底調(diào)査を求めた。これに対し河南省外事処は「ちょっとした小競り合い。一部のエイズ患者による獨(dú)自の行為」と反論している。

北京五輪を機(jī)に中國政府は外國人記者に対する取材規(guī)制を緩和したが、地方政府まで徹底されていないのが現(xiàn)狀だ。地方ではいまだに外國人記者を「災(zāi)いの元」とする見方が根強(qiáng)く殘っている。こうした背景が浮き彫りとみられる今回の事件だが、環(huán)球時報(bào)は、米紙インターナショナル?ヘラルド?トリビューンが報(bào)じた「VRT記者が事件後すぐに110番通報(bào)しなかった」ことに疑念を示し、「真相はまだはっきりしていない」と強(qiáng)調(diào)している。（翻訳?編集/NN）