2008年12月7日、河南省鄭州市の路上で100元札が風(fēng)に舞っていた。お金を追って走り回る子どもや車を止めてまで拾おうとする者まであらわれ、現(xiàn)場は大混亂となった。8日、河南商報(bào)が伝えた。

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不景気のなか高額紙幣のつかみ取りとは夢のような話だが、當(dāng)事者にとっては何よりも悲しい物語だった。お金を落としたのは劉燕（リウ?イェン）さん。間もなく式を挙げる弟の結(jié)婚資金2萬元（約28萬円）を不注意にも落としてしまったのだという。すぐに気がついて元の道に帰ってきてみると、殘っていたのは車にひかれて破れた紙袋。入っていたはずのお金はどこにも見當(dāng)たらなかったという。

結(jié)婚する劉俊傑（リウ?ジュンジエ）さんは彼女との結(jié)婚に備え、この2年間必死に出稼ぎをしてお金を貯めてきた。2萬元（約28萬円）は結(jié)婚費(fèi)用として十分な金額とはいえないが、それでも「安くても実用的な」ネックレスをプレゼントして、新妻に人並みの幸せを味わって欲しかったと話した。その計(jì)畫もこの事件でご破算となってしまった。

現(xiàn)在までに落とし物として屆けられたお金は1100元（約1萬5400円）だけ。殘りは行方不明のままだ。劉さんは「頼むからお金を返して欲しい」と涙ながらに訴えた。（翻訳?編集/KT）