2008年12月13日、三峽ダムの水位試験によって、重慶市雲(yún)陽県の住民が家屋に亀裂が入るなどの被害に遭っていることが分かった。四川オンラインが伝えた。

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三峽ダムの水位は9月末から175mにまで引き上げられたが、周辺地域では家屋の亀裂、新たな地滑りなどが発生、住民を不安に陥れている?！冈囼Y湛水の期間中は、1人も死者を出すな」との指令を受けている重慶市雲(yún)陽県地質(zhì)観測所の冉洪鈞（ラン?ホンジュン）所長によると、同県內(nèi)では計(jì)5か所が要移転地域となっているが、「住民達(dá)はお金がないため引越しもできない。毎日自分達(dá)で亀裂の長さを計(jì)り、変化があったら役所に電話してくる」?fàn)顟B(tài)だという。試験湛水とは、ダムの満水以下の範(fàn)囲內(nèi)で貯水位を上下させ、 ダムや周辺の安全性を確認(rèn)するもの。

重慶市では8萬人強(qiáng)の移転が必要とされているが、現(xiàn)在までに移転が完了したのはわずか3萬7051人に止まっている。三峽ダムプロジェクトを運(yùn)営する三峽総公司は先月7日、大規(guī)模な地すべりなどは発生していないと発表。國からの援助を待って移転するつもりの住民が多いが、政府は移転費(fèi)用の補(bǔ)助についていまだ何の決定も出していないという。

専門家はさらに、地質(zhì)災(zāi)害が起こる危険性が高いのは「むしろ水位を低下させる時」だと説明、來年5月頃に水位を175mから145mに下げる際には、「十分な警戒が必要」だと指摘した。（翻訳?編集/NN）