2008年12月19日、英BBCサイト中國語版は今月17日にソマリア沖で海賊の襲撃を受けた中國船籍「振華4號」の彭維源（ポン?ウェイユエン）船長への単獨インタビューに成功?，F(xiàn)在インド洋を航行中の同船に衛(wèi)星回線での電話取材を行った。

【その他の寫真】

船長によると17日午前、海賊9人が乗った高速艇2隻が同船に近づいてきた。船員たちは船上から「Go Away（離れろ）！」と叫ぶと、海賊らは空に向かって銃を威嚇射撃。その後、金屬製のはしごを船にかけてよじ登ろうとしていた。

大量の火炎瓶とビール瓶を投げつけると海賊らはいったんひるんだが、この船の操舵室に向かって銃を亂射。海賊は全員自動小銃を持ち、迫撃砲も打っていたという。船員たちは身體を隠して船の後方から応戦。その後、多國籍部隊の武裝ヘリコプター1機も參加し、この戦闘は4時間にも及んだ。

海賊らは船から撤退する際に、靴を要求したという。船長は「彼らは全員裸足のうえに、甲板は割れたビール瓶の破片でいっぱいだったからだ。靴を手に入れると、今度は自分たちの快速艇のためのガソリンまで要求した」と話している。

なお、中國政府は頻発する海賊の襲撃から自國船舶を保護するため、ソマリア沖に軍艦を派遣することを決定している。（翻訳?編集/本郷）