2008年12月22日、中國國家外為管理局資本項(xiàng)目管理局外債処の蔡秋生（ツァイ?チウション）処長は、中國の外貨準(zhǔn)備高が2003年12月以來初めて減少に転じたことを明らかにした。23日付の騰訊網(wǎng)が伝えた。

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中國人民銀行（中央銀行）のデータによると、9月末現(xiàn)在の外貨準(zhǔn)備高は前年同期比32．9％増の1兆9056億ドルだった。また、10月の貿(mào)易収支の黒字額は352億4000萬ドル、11月は400億9000萬ドルと過去最高を記録。外資の直接投資（FDI）は減少に転じたものの、実質(zhì)ベースで10月が約67億ドル、11月が約53億ドルとなっていた。

一方で、蔡処長は現(xiàn)在の外貨準(zhǔn)備高が1兆9000億ドルを下回っていることを明らかにしており、これらのデータから推定すると、直近2か月間で中國から800億ドル以上の資金が流出したと考えられるという。

ここ數(shù)年「増加することはあっても減少することはない」という一種の「神話」として語られてきた外貨準(zhǔn)備高が減少に転じたことについて、中國銀行世界金融市場部の袁躍東（ユエン?ユエドン）主管は「適度な減少は好ましい」とし、金融危機(jī)による影響を認(rèn)めた上で、「最近の人民元の橫ばいまたは値下り傾向が企業(yè)のドル保有を促した可能性」「中國企業(yè)の海外投資が加速した可能性」と2つの原因を挙げた。また、09年については「貿(mào)易収支の黒字幅は縮小し、外貨準(zhǔn)備高の増加速度は鈍るが、大幅な減少の可能性ははないだろう」と楽観的な見通しを示している。（翻訳?編集/HA）