2008年12月25日、重慶晩報(bào)社によると、ある高校の3年生の男子生徒が今年6月、同級(jí)生のキャッシュカードを盜んで4500元（約5萬(wàn)9500円）を引き出したことで捕まったが、ある條件のもと不起訴となったという。

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高校3年生だった李（リー）くんは、同級(jí)生や教師の間でも評(píng)判は良く、一流大學(xué)への進(jìn)學(xué)も疑いないほど成績(jī)優(yōu)秀で、物理學(xué)の全國(guó)テストでも賞をもらうほどだった。しかし、そんな李くんは家が貧乏で、お金を盜んだのは、一時(shí)の気の迷いからだったという。重慶市では800元（約1萬(wàn)500円）以上の竊盜は即立件される。李くんは警察に取り押さえられた。在學(xué)中の高校生による犯罪ということで、擔(dān)當(dāng)の検察官は慎重に取り調(diào)べを進(jìn)めた。公訴すれば、少年が3年以下の実刑になることは間違いなかった。

學(xué)校関係者も交えて李くんの取り調(diào)べが行われ、検察庁は「一流大學(xué)に合格する」ことを條件に、李くんの起訴見(jiàn)送りを決定。李くんは二度と犯罪を起こなさないことを誓約し、盜んだお金も弁済すると約束。被害者も、李くんを許すと話した。その後、李くんは大學(xué)入學(xué)のための統(tǒng)一テストを受け、浙江省杭州市のある一流大學(xué)に合格。これにより起訴見(jiàn)送りが確定した?，F(xiàn)在、大學(xué)生となった李くんは感謝の気持ちを胸に勉學(xué)に勵(lì)んでいるという。

しかし、この「條件付きの不起訴」については、法律関係者の間で意見(jiàn)が割れている。法に従って厳格に対処すべき、基準(zhǔn)が曖昧だ、大學(xué)合格と犯罪には脈絡(luò)がない、などの反対意見(jiàn)がある一方で、少年は十分反省しており、罪を追及することよりも今後の可能性に期待するべきだとする肯定する意見(jiàn)も出ているという。（翻訳?編集/岡田）