2008年12月、北京五輪というビッグイベントを迎え、中國(guó)サッカー界にとって2008年は希望の年となるはずだった。しかし開(kāi)催國(guó)でありながら1勝もできず慘敗、ワールドカップ予選も最終予選にすら進(jìn)めない慘憺たるありさまとなった。12月にはオマーン、イランに連敗、「史上最弱チーム」とまで呼ばれる狀況となった。若い力による再生が望まれるところだが、11月13日付の網(wǎng)易の報(bào)道は中國(guó)サッカーの危機(jī)は少年世代をも蝕んでいることを伝えている。

【その他の寫(xiě)真】

94年に中國(guó)でプロサッカーリーグが発足して以來(lái)、一時(shí)は各地でサッカー専門(mén)學(xué)校が林立するなど大ブームとなったが、今ではそのほとんどが消滅、競(jìng)技人口は中國(guó)全體でわずか1萬(wàn)3500人程度にまで縮小しているという。

この危機(jī)をもたらしたのは底辺の腐敗。多くのサッカー學(xué)校は安からぬ學(xué)費(fèi)をとっており、10歳から18歳まで學(xué)校に所屬すればその費(fèi)用は30萬(wàn)元（約397萬(wàn)円）にも達(dá)する。もちろんプロは狹き門(mén)でこの高額な投資を回収できる見(jiàn)込みは限りなく少ない。さらにサッカー學(xué)校は卒業(yè)生の評(píng)価を上げようと年齢をごまかすケースも多い。

こうして実際よりも1、2年若い世代としてプレーした選手は成人後に凡庸な選手で終わることが多い。こうした腐敗が知れわたるにつれサッカーを志す子どもたちが減っているのが現(xiàn)狀だ。あるサッカー協(xié)會(huì)関係者は「このままでは何十年かかっても中國(guó)サッカーが成功する見(jiàn)込みはない」と悲鳴をあげていた。（翻訳?編集/KT）