2008年12月24日、英國営放送BBCの中國語版ウェブサイトによると、08年は自然災(zāi)害が世界的に多発した1年だったが、災(zāi)害で命を失った子供も多く、とくに校舎倒壊の犠牲となった子供が多かったと振り返った。

【その他の寫真】

中國では、5月12日に発生した四川大地震で、倒壊した校舎の下敷きになった児童?生徒が多數(shù)亡くなった。ユニセフによれば、四川省では1萬2000校、甘粛省では6500校もの校舎が地震で倒壊?損壊。とくに被害がひどかった綿竹市五福鎮(zhèn)富新二小學(xué)校では校舎が完全に崩壊し、126人もの児童が犠牲となった。この地域では他の學(xué)校は倒壊しなかったため、父兄の間から「手抜き工事だったのでは」との聲が上がり、官民一體となった悪質(zhì)な「おから工事」が社會問題として浮き彫りになった。

5月にサイクロンで甚大な被害を被ったミャンマーでも、4000校以上の學(xué)校が損壊するなどの被害に遭い、またパキスタンでは10月に発生した地震によって400校の學(xué)校が損壊、3萬人以上の児童が被害に遭った。11月にはハイチで學(xué)校が倒壊し、90人が犠牲となったほか、8?9月のハリケーンによる被害も甚大だった。

ユニセフは、こうした校舎の倒壊?損壊の多くが手抜き工事などで、建築基準(zhǔn)を満たしていないことが原因だと指摘、安全を最優(yōu)先した校舎の建設(shè)?改修を行うよう世界中に向け呼びかけているという。（翻訳?編集/岡田）