2008年12月29日、中國海軍艦艇のソマリア沖派遣で、海外メディアは一斉に「中國は再び海洋大國となった」と報(bào)じたが、中國ネットユーザーの85％は自國を「海洋大國とは思っていない」ことが分かった。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

中國海軍のミサイル駆逐艦「武漢號(hào)」「海口號(hào)」と総合補(bǔ)給艦「微山湖號(hào)」は26日、海賊被害から中國船などを護(hù)衛(wèi)するため海南省三亜からソマリア沖に向け出航。海外メディアはこれを「中國が『外洋海軍（ブルーウォーターネイビー）』に向けて踏み出した決定的な第1歩となった」「中國は再び海洋大國の仲間入りを果たした」などと大々的に報(bào)じた。

だが、環(huán)球時(shí)報(bào)が25日からウェブサイトで行い、1萬人が回答した「中國は海洋大國だと思いますか？」というアンケートでは、29日午前10時(shí)現(xiàn)在、「そう思う」と答えたのはわずか15％、逆に「そうは思わない」が85％を占めた。ネットユーザーの言葉を拾ってみても、「中國が真の海洋大國になるには、長い道のりが必要」「中國海軍を世界最先端と呼ぶにはまだ早い。決して過大評(píng)価しないように」など冷靜に分析したコメントが目立つ。

中國國防大學(xué)の李大光（リー?ダーグワン）博士は、「中國海軍は49年の建國をきっかけに発展を始めたばかり。艦艇を遠(yuǎn)洋に派遣できるようになったとは言え、先進(jìn)國との差はまだ大きい」と指摘した上で、「今回の出航はあくまでも護(hù)衛(wèi)。それ以上の目的はない」と強(qiáng)調(diào)した。（翻訳?編集/NN）