2008年は中國にとって良くも悪くも特別な年となった。象徴的な10の出來事を「08年中國10大ニュース」として振り返る。

【その他の寫真】

9つ目のニュースは金融危機(jī)。米國に端を発した世界的な金融危機(jī)だが、そのあおりを受けて中國にも深刻な影響が及んでいる。

海外からの注文が激減した中國では、製造業(yè)の倒産が相次いだ。中國國家発展改革委員會(huì)の統(tǒng)計(jì)によると、今年上半期に倒産した中小企業(yè)は6萬7000社。珠江デルタへの影響が特に深刻で、現(xiàn)場を支えてきた「農(nóng)民工」と呼ばれる內(nèi)陸農(nóng)村部からの出稼ぎ労働者の失業(yè)が急増した。全國で數(shù)千萬人もの出稼ぎ農(nóng)民が早めの正月帰省を余儀なくされたと伝えられており、経営者の夜逃げや契約打ち切り、給與未払いなども多発、各地で抗議デモも発生している。

就職難の加速にもつながった。増えすぎた大學(xué)卒業(yè)生に加え、海外からの帰國組も急増しており、全國各地で開催される就職説明會(huì)は職を求める人であふれ返り、「給與ゼロ」で売り込む學(xué)生まで現(xiàn)れている。100萬人以上の學(xué)生が職にあぶれると見られており、政府が農(nóng)村での就職推奨や大學(xué)院募集枠拡大などを打ち出してはいるものの、依然深刻な狀況となっている。（編集/TH）