2008年は中國にとって良くも悪くも特別な年となった。象徴的な10の出來事を「08年中國10大ニュース」として振り返る。

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10番目のニュースは「三通」解禁。12月15日、長年の懸案だった中臺間の「三通」（中臺間の直接の通信、通商、通航）が、ついに解禁。上海―臺北間は直行便で82分の距離となり、中國本土と臺灣が一気に「日帰り圏內(nèi)」となった。

中國と臺灣の「三通」斷絶は、中華人民共和國が成立した49年から長年の懸案だった。79年には本土側(cè)が全國人民代表大會常務(wù)委員會の名義で臺灣側(cè)に「三通」の開通を提案、87年に臺灣が戒厳令を解除すると、本土への親族訪問が許されるようになった。00年には臺灣?金門島とアモイを結(jié)ぶ客船が就航し、「三通」開通の実現(xiàn)に向けた布石が徐々に敷かれていった。

中國本土と臺灣を結(jié)ぶ直行チャーター便はこれまで香港を迂回するルートで運航されていたが、今後は短縮ルートの採用により、上海もしくは南京発臺北行きのフライトでは70?80分の時間短縮となる。これにより、例えば臺灣からの出張者が午前便で上海での會議に出席し、午後には臺北に戻ることも可能となった。

また、11月には中國の対臺灣窓口機関である海峽両岸関係協(xié)會會長が初訪臺し會談が実現(xiàn)、12月には中國から臺灣に贈られたパンダ2頭が臺灣に到著するなど、今年3月に中國との融和政策を掲げる國民黨の馬英九総統(tǒng)が就任してから中臺間の交流は活発になっており、今後もさらに続くと見られている。（翻訳/NN?編集/TH）