2009年1月25日、舊暦の大みそかにあたるこの日、午後8時(shí)から年をまたいで深夜の1時(shí)まで、5時(shí)間に渡って中國(guó)全土で放送された年越し特番「春節(jié)聯(lián)歓晩會(huì)」。中國(guó)國(guó)営テレビ?中央電視臺(tái)(CCTV)が、毎年生放送で送る恒例の大型娯楽番組で、まさに「中國(guó)の紅白歌合戦」とも形容できる。一家揃って年越しの餃子を食べながら観覧するのが、爆竹や花火と並び、中國(guó)人にとってとても重要な「年越し行事」と言える。

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番組は1956年より前身となる特番が放送され、有名な京劇役者の梅蘭芳、文豪の老舎や巴金も出演し、著名映畫(huà)監(jiān)督の謝晉(シエ?チン)が演出監(jiān)督を務(wù)めたこともあった。83年から、中央電視臺(tái)によって現(xiàn)在の生放送のスタイルが確立し、放映時(shí)間は4時(shí)間10分?5時(shí)間に設(shè)定されている。日本の紅白とは違い、歌のほかに舞踏、漫才、コント、雑技など各種蕓能が盛り込まれている。この番組への出演をきっかけに國(guó)民的スターになる蕓能人も多く、いまや常連キャストとなっている歌手の宋祖英(ソン?ズーイン)や毛阿敏(マオ?アミン)、コメディアンの趙本山(チャオ?ベンシャン)などは、現(xiàn)在國(guó)民的スター。近年はジェイ?チョウ(周杰倫)、S．H．E、ジョリン?ツァイ(蔡依林)など、香港や臺(tái)灣から人気蕓能人がはせ參じることも多い。

しかし、そんな國(guó)民的人気番組にも若干の翳りが見(jiàn)られることは否めない。內(nèi)容のマンネリ化や過(guò)剰なスポンサー広告、また北京を中心とした北部の民俗風(fēng)習(xí)ばかりに的を絞った演出などが、視聴者離れを呼んでいるとも言われる。

その最たる闇は出演者による「口パク」の蔓延だ。しかし昨年11月、中國(guó)文化部がコンサートなどでの「口パク」を禁止する「営業(yè)性演出（商業(yè)性の公演）管理?xiàng)l例実施細(xì)則」を制定し、これを受けて中國(guó)國(guó)家?guī)诓ル娪半娨暰t局(広電総局)が同番組での「口パク撲滅」を宣言した。今年、ホアン?シャオミン(黃暁明)、チェン?クン(陳坤)、チェン?ハオ(陳好)、セシリア?ハン(韓雪)などの若手スターが続々と出演辭退したが、これは「歌唱力不足でライブパフォーマンスに耐えないのが理由では？」などと、意地悪な憶測(cè)も飛んでいる。なお、過(guò)去に「香港の歌神」ジャッキー?チュン(張學(xué)友)が同番組への出演を拒否したのは「口パク」を強(qiáng)要されたから、とも言われている。(翻訳?編集/愛(ài)玉)