2009年1月29日、中國の國営通信社?新華社(電子版)は最新の調(diào)査結(jié)果として、全國における河川への土壌流出面積が356萬9200平方キロメートルに上ると伝えた。さらに土壌流出防止対策の必要な面積は約200萬平方キロメートルあり、流出が深刻な県は中國全土で646県、うち8割以上が長江と黃河流域に集中していることが判明した。

【その他の寫真】

河川への土壌流出を科學(xué)的に調(diào)査分析するため、05年7月から國家水利部と中國科學(xué)院、中國工程院が共同で行ってきた「中國土壌流出および生態(tài)安全総合科學(xué)考察プロジェクト」は、3年の歳月をかけて全國86の研究院と関係機関、各省?市?県に所屬する1000人近い土木水利の専門家が參加し、27省315県を?qū)澫螭搜婴?4萬kmを走破。20萬部におよぶ膨大な數(shù)の報告書を作成し、建國以來最大規(guī)模の調(diào)査となった。

報告書は、河川への土壌流出が招く以下4點の危機を指摘。1)耕地が不足し砂漠化が進むことで、將來的に1億人近い人々が生活基盤を失う　2)河川に流れ込む土砂によって川床が上昇し、ダムの貯水量に影響が出る　3)貧困地域の拡大や　4)水質(zhì)や土壌の汚染による生態(tài)系や気象の異常など。（翻訳?編集/本郷）