2009年2月12日、インド鉱業(yè)連盟（FIMI）のR．K．シャルマ會長はこのほど、中國向けに輸出する鉄鉱石価格を1トン當(dāng)たり90米ドルに引き上げるよう中國側(cè)に提示したことを明らかにした。提示価格は昨年11月の輸出価格である1トン當(dāng)たり45米ドルの2倍に相當(dāng)する。12日付東方早報(bào)がロイターの報(bào)道を引用して伝えた。

中國の鉄鋼メーカーと、ブラジルのヴァーレ、英豪系のBHPビリトン、リオ?ティントの鉄鉱石3大メジャーとの間で長期化している09年度の鉄鉱石価格交渉は最終調(diào)整の段階にあるといわれている。インド側(cè)は値上げ要求について「中國の鉄鋼メーカーに回復(fù)の兆しが見え始めている」とする理由を挙げているが、中國鉄鋼工業(yè)協(xié)會の関係者によれば、中國の3大メジャーとの価格交渉をかく亂させる意図があるとみられる。

インド産鉄鉱石は中國の鉄鉱石輸入の約20％を占め、その影響力は大きい。ただ同関係者は、「インドとは現(xiàn)物取引の形を採っており、最終的には市場の需給関係が価格に反映されるため、インドの要求が3大メジャーとの交渉に大きな影響を及ぼすことはない」と述べ、インドの求めに応じる考えがないことを明らかにした。（翻訳?編集/HI）