2009年2月13日、人民日?qǐng)?bào)（電子版）は、攜帯電話を拾った男がそこに登録されていたメールアドレスに詐欺メールを送信した事件を報(bào)じた。男にとって不運(yùn)だったのは、攜帯電話の持ち主もメールの送信先もすべて警察官だったことである。

【その他の寫真】

1月27日、上海市嘉定公安局刑偵分隊(duì)に所屬する刑事たちの攜帯電話に、同僚の許刑事の名前で「出張中に事故に巻き込まれた。大至急、以下の銀行口座に2000元（約2萬6000円）を振り込んでくれ」という內(nèi)容のメールが次々と屆いた。だが、當(dāng)の本人である許刑事はその日も同署に出勤している。発信元の電話番號(hào)は許刑事のものではない。不審に思った刑事らは本人に確認(rèn)の電話を入れた。

これを聞いた許刑事は、昨年6月にタクシーに攜帯電話を置き忘れたことを思い出した?！袱长欷显p欺だ」と気づいた彼は同僚らに連絡(luò)するとともに、問題のメールに書かれた銀行の口座番號(hào)と名義人について捜査。すぐに容疑者の男が特定された。男は嘉定區(qū)塔城路にある銀行のATMを毎日利用しており、同所に設(shè)置された防犯カメラの映像から男の人相や體型も判明、使っていた名前も偽名だったことがわかった。2月6日午後、許刑事らはATM設(shè)置所で男を待ち伏せ、逮捕した。捕まった容疑者は取調(diào)べに対し、「メールを送って7萬元（約91萬円）ほど集めるつもりだった」と供述。送信先も持ち主もすべて刑事だったという事実に打ちのめされているという。（翻訳?編集/本郷）