2009年2月20日、イタリア紙「ラ?スタンパ」は、金融危機(jī)がもたらした最大のダメージは、ウォール街を中心とする金融秩序の混亂でも、企業(yè)の倒産でも失業(yè)でもなく、歐米諸國(guó)の中國(guó)に対する政治的、文化的優(yōu)越感の喪失だと論じた。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

同紙は、金融危機(jī)以前、中國(guó)は西洋の金融システムが優(yōu)れており、自國(guó)のものは劣っていると信じ、文化についても、西洋の方がより優(yōu)れていると認(rèn)識(shí)していたと指摘した。

しかし、西側(cè)諸國(guó)の金融機(jī)関は今や満身創(chuàng)痍。誰(shuí)もが模倣しようとした管理のノウハウも輝きを失った。西洋人がかつて中國(guó)に対して誇ったその企業(yè)倫理も、ナスダックのマドフ元會(huì)長(zhǎng)の巨額詐欺事件によって完全に崩壊した。

1997年、アジア金融危機(jī)で中國(guó)が得た教訓(xùn)は、歐米諸國(guó)はアジアの利益などに目もくれないということ、完全変動(dòng)為替相場(chǎng)制は繁栄と破産の周期を繰り返すだけだということだったという。中國(guó)が當(dāng)時(shí)、不完全変動(dòng)相場(chǎng)制を維持したことによって、アジアの多くの國(guó)々が救われた事実は、中國(guó)における歐米諸國(guó)の影響力を少なからず削ぎ落とした。

目下、米國(guó)経済は重癥を負(fù)っており、もはや米経済の実力を完全に信じる者はいなくなった。同紙は、中國(guó)が1世紀(jì)に渡る西洋崇拝に終止符を打とうとしていると同時(shí)に、儒教主義という古びた観念へ戻ることもしないだろうとし、今後中國(guó)と西洋の境界線はますます曖昧になるだろうと指摘している。（翻訳?編集/津野尾）