<CTR特別提供?中國実態(tài)調(diào)査>09年の中國広告業(yè)界は勝ち組の天下に!

Record China    2009年2月26日(木) 15時34分

拡大

世界的金融危機の打撃が予想される09年の中國の広告業(yè)界は、「弱肉強食」「格差化(拡大)」「淘汰」などがキーワードになりそうだ。寫真は國営TV局?中央電視臺の夜7時のニュース番組?新聞聯(lián)播。中國國內(nèi)最高かつ不動の視聴率を誇る。

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2009年2月25日、今年の中國経済は世界的金融危機のマイナス影響を受ける可能性が非常に高く、広告業(yè)界も今後數(shù)年にわたって下降線とたどるとの見解が出ている。今年の中國広告市場を占う4つのポイントを、中國の大手調(diào)査會社?CTR市場研究がはじきだした。キーワードは「弱肉強食」「格差化」「淘汰」にありそうだ。CTR市場研究の特別提供記事。

その他の寫真

1.広告市場の構造改革:強い媒體が生き殘る

「広告費の50%が実は浪費に終わっている」そんな通説は、大部分の広告主にとっては受け入れがたい時世となった。今年は多くの広告主が予算減額に転じると共に、メディア戦略を練り直す傾向が強まるだろう。量を垂れ流すだけの宣伝活動を中止し、広告効果の薄い媒體を排除、効率的な媒體のみを採用する動きが見込まれ、まさに弱肉強食の相を呈しようとしている。

2.國営TV局?中央電視臺による「一人勝ち」

中國國営テレビ局?中央電視臺(CCTV)は、これまで広告収入の売上トップを誇っており、広告業(yè)界における「景気の指標」となっていた。09年の広告枠入札総額は92億5600萬元(約1312億円)と前年よりも15%の成長を見せている。しかし同局の成長はもはや、広告市場全體が好景気であることを表しているわけではない。経済上昇期はいざ知らず、下降期には「トップブランド=ニーズ獨占」の構図が浮かび上がるからだ。広告投入のニーズは業(yè)界に依然存在するも、ブランド力のある媒體に買いが集中している現(xiàn)狀が伺える。

3.地方TV局も勝ち組?負け組に格差

一方、地方局も勝ち組と負け組の二分化が進んでいる。08年の広告売上が15億元(約212億円)と推計される湖南衛(wèi)視をはじめ、安徽衛(wèi)視?江蘇衛(wèi)視の3局が前年比25%増の成長を見せる反面、弱小地方局はさらなる減収に見舞われよう。CTRの分析では、広告資源の獨占?人材?資金?クリエイティビティ?露出度における優(yōu)勢を摑んだ局はブランド力を増強し、成長に転ずることができる。この不況下だからこそ、サービスや広告資源の強化に策を講じ、より強い媒體に転身するチャンスがあるとも言うことができる。

4.弱小ネット媒體の淘汰

証券大手のモルガン?スタンレーの分析によると、過去5年間、中國広告業(yè)界で最も大きな成長を遂げたのはネット媒體である。既存媒體が毎年10%臺の成長にとどまった一方、ネット媒體は連年60%の成長を続けた。中でも大手ポータルの新浪(SINA)?捜狐(SOHU)両社の広告収入は、広告業(yè)界トップの中央電視臺(前出)の売上の20%にまで及んでいる。しかし、ネット広告はコスト増の傾向にあるほか、売上増加に反して利益が下降する現(xiàn)象が起きており、TV業(yè)界に比べ金融危機のマイナス影響をより大きく受けると見られている。ネットバブルに乗って上昇した新興媒體の中には、IPO(株式公開)を果たせずに資金調(diào)達が陰り、淘汰されていく企業(yè)も続出するだろう。そんな中、多くのユーザーを抱えるコミュニティの運営で力をつけるポータル?騰訊(Tencent)や、北京五輪の公式スポンサーとなった経緯から、中央政府や他スポンサーとの関係強化を図った捜狐(SOHU)など、ブランド力をつけた大手が著実に臺頭している。(翻訳?編集/愛玉)

■CTR市場研究

本社を北京に置く中國の大手調(diào)査會社。國內(nèi)最大の調(diào)査網(wǎng)を持ち、市場調(diào)査と分析、コンサルティングを業(yè)務とする。消費者指數(shù)、消費動向、メディア戦略、醫(yī)療、自動車、金融、電子通信機器などの幅広い分野で展開する。

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