2009年3月、中華圏から日本を訪れる観光客は近年、増加しており、今後中國(guó)大陸市場(chǎng)からの受け入れ緩和が進(jìn)めばさらに拡大が期待される?，F(xiàn)代中國(guó)語(yǔ)學(xué)院（東京都豊島區(qū)）の本林裕慎代表はこのほどレコードチャイナの取材に対し、日本の中國(guó)語(yǔ)通訳ガイド業(yè)界は、地元旅行社から日本まで添乗してきた添乗員などが無(wú)資格で違法な観光ガイド業(yè)務(wù)を行っているため、せっかく難関の試験を突破したガイド志望者に十分な職が與えられない不健全な狀況が続いていると指摘した。

【その他の寫(xiě)真】

通訳ガイド試験は、日本政府の政策により近年は北京、香港、臺(tái)北など海外における受験も可能となり、中國(guó)語(yǔ)は毎年1500?2000人程度と従來(lái)（500?700人）に比べ受験者數(shù)が2?3倍に急増。合格率は10％前後で推移しているため、より多くの有資格者を生み出している。本林代表によると、それでも91年以降の合格者は累計(jì)でも2000人程度にとどまる。近年の中國(guó)語(yǔ)圏からの観光客急増（臺(tái)灣だけで07年は138萬(wàn)人）を考えると、まだ不足しているようだが、職がないのに加え待遇も決して良くないことなどから実際にガイドに就業(yè)する者は有資格者の1割程度という。

日本政府は2010年に訪日外國(guó)人旅行者數(shù)を1000萬(wàn)人を目標(biāo)とする「Visit Japanキャンペーン」の一方で、中國(guó)語(yǔ)を含む外國(guó)語(yǔ)ガイドの養(yǎng)成拡大を図っているが、「無(wú)資格ガイド行為への対応はなお不十分だ」という聲が根強(qiáng)い。具體的にはガイド制度に関する広報(bào)のほか実態(tài)調(diào)査を行う程度にとどまり、無(wú)資格ガイドの橫行に歯止めがかかっていない。また、通訳案內(nèi)士法により無(wú)資格ガイドに対する罰金は50萬(wàn)円以下に引き上げられたが、適用例は伝えられていない。

國(guó)內(nèi)ではランドオペレーターと呼ばれる海外からの訪日観光ツアーの受け入れ旅行會(huì)社も「無(wú)資格ガイドを見(jiàn)てみぬ振りをしている」と一般に受け止められている。監(jiān)督官庁である國(guó)土交通省も「取り締まることよりも、制度の周知に力を入れている」という姿勢(shì)にとどまっている。本林代表は、今後拡大する中國(guó)からの観光客増に期待するものの、今後の業(yè)界を取り巻く狀況の改善については「（大手も含めた）旅行會(huì)社の姿勢(shì)にも問(wèn)題がある」ことなどからなお懐疑的だ?！袱瑜炅激_に日本の文化?社會(huì)を分かってもらうためには正規(guī)ガイドの必要性を理解してもらう必要がある」と述べ、政府によるガイド業(yè)界の正常化策に期待している。

同語(yǔ)學(xué)院は、國(guó)內(nèi)における中國(guó)語(yǔ)教育?ガイド試験対策校の大手。08年度の中國(guó)語(yǔ)ガイド合格者182人のうち1割以上が同學(xué)院出身としている。（取材/NK）