2009年3月11日、北京晩報(bào)によると、北京市の八達(dá)嶺野生動物園（サファリパーク）で7日午後、防護(hù)ネットを越えて侵入した若者3人がトラに襲われ、うち1人がのどをかまれて死亡した事件に関し、11日午前、被害者側(cè)と動物園側(cè)との和解が成立した。被害者側(cè)が全責(zé)任を負(fù)う一方、動物園側(cè)は葬儀費(fèi)用などを負(fù)擔(dān)することで決著。また、動物園側(cè)は和解內(nèi)容とは別に、8萬元（約116萬円）の見舞い金を支払うという。

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事件は7日午後4時すぎ、河北省出身の出稼ぎ労働者3人が萬里の長城に行った帰りに近道をしようと動物園に入り込んだことが原因で発生。同園には三重の防護(hù)柵があり、一番內(nèi)側(cè)には電流も流されていたが、3人は2つの柵を乗り越えた後、電流が流れる柵の穴が空いている部分から侵入し、事件に遭遇した。

事件後、トラの処分に関し、ネット上では「トラに罪はない」などの書き込みが殺到。動物園側(cè)も「3重の柵だけでなく、『園內(nèi)に猛獣あり、侵入禁止』の注意書きも數(shù)多く掲示してあり、安全対策に落ち度はなかった」として被害者側(cè)の責(zé)任を主張していた。

今回の事件に関し、中國人民公安大學(xué)法律學(xué)部の付立忠（フー?リージョン）副教授は「事故に遭ったことは不幸なことではあるが、公共施設(shè)や団體が負(fù)うべき責(zé)任にも限度がある」とし、「自己の生命などの安全を無視した行動をとった場合、無制限に責(zé)任を他へ転嫁すべきではない」と注意を喚起している。（翻訳?編集/HA）